選挙公報は有権者が
候補者同士を比較するツール
選挙コンサルタントの八田晋呉です。
さて本日は、
市議会議員選挙における紙系ツール3種の神器
http://ameblo.jp/hattashingo/entry-11609178100.html
の最後のアイテムであります、
選挙公報の作成のポイントについて説明します。
その前に、
「コミュニケーション戦略構築」
http://ameblo.jp/hattashingo/theme-10072100934.html
の記事の中で述べました、
『比較優位』という観点から、
先の3つのツールについて整理してみます。
・公選はがき
→2000通しか配布できないので、
候補者全員のものが自分のところに
送られてくるということは
まず考えられない
・選挙ポスター
→候補者全員のものが、
同じ掲示板に貼り出されるので、
必然的に比較されてしまうけれど、
それは他人の目もある往来での
状況の中での話である
・選挙公報
→新聞折り込み、ポスティング、
稀に郵送なども含めて原則全戸に
配布されるため、全候補者のものを
自宅でじっくりと比較しながら、
内容を吟味検討される可能性がある
つまりはこういうことになります。
選挙期間中に公職選挙法上
配布可能なもので、
確実に全有権者の手許に届けられ、
それゆえに他のライバル候補との、
比較に晒される唯一の情報発信物が、
この選挙公報というわけです。
わかりやすく言えば、
選挙公報とは選挙版の価格.COMです。
そして投票前に、
本当に○○候補に入れて良いものか、
最後の確認の意味も込めて、
見直す有権者も居ることでしょう。
それほどまでに重要なのが選挙公報であり、
作成においては以下の様なポイントを
抑えておく必要があります。
●選挙公報
~作成における10のポイント~
・入れる要素は公選はがきと似てくるが、
以下の中から選挙コミュニケーション戦略
との兼ね合いの中で判断し、
取捨選択することになる
(モノクロ本人写真紙焼き、名前※フリガナ、
スローガンコピー、政党名または無所属・
新人等の表記、年齢(推し材料となれば)、
サブコピー、主要政策や公約、プロフィール、
推薦人からの言葉、ホームページやSNS
のアドレス(検索窓に名前表示でも可)、
本人イメージイラスト等
・政策や公約の中身については、
その選挙における大きな争点的なものがあれば、
そこに全く触れないというのはリスキーである
(例:震災後の防災減災対策、合併問題、
市庁舎建て替え等)
・自らのビジネスキャリアや専門性または実績等
で裏付けられたものを、他者にはない自分の
比較優位として打ち出すことが重要である
・デザイン的には、
あまり文字が小さすぎると高齢者が
読みにくいので、最も小さい文字の
フォントサイズに注意する
・モノクロ印刷なので、
スミベタ文字白抜き、白文字に
スミでふち取りなどして、
強調したい部分を目立たせるようにするが、
それを使いすぎないように気をつける
・イラストをワンポイントで入れると、
ほとんどの候補者は文字だけの原稿なので、
ぱっと見た目のイメージが変わり他者との
差別化が図れる
・写真は提出用の台紙には貼らずに、
綺麗に紙焼きされたモノクロ写真を添付するが、
カラー写真はNG
・本文部分は印刷会社等に依頼して、
データから150線程度の印画紙に
出力したものを、既定のサイズ通りに
カットして台紙に貼り付けて提出、
提出部数は、印刷用に廻すものと、
各選挙管理委員会で保管用との2部
・選挙管理委員会から配られる選挙公報の
台紙サイズと実際に印刷される選挙公報の
サイズに違いがないか選挙管理委員会に
原稿作成前に確認しておく方が良い、
なぜならば時々候補者数の関係で、
縮小して印刷される場合があり、
その際最も小さい文字がさらに縮小され、
小さくなることで読みにくくなるケースが
あるため
・選挙公報は選挙ポスターと共に、
選挙管理委員会の事前審査があるので、
そのスケジュールをチェックして、
早めに原稿作成の準備をしておく
以上