
『大メディア』 VS 『SNS』
選挙コンサルタントの八田晋呉です。
9月7日に、
オーストラリアで総選挙が行われます。
自動車業界への補助金が与野党間の
争点のひとつになっているようですが、
その陰で、
二人のオーストラリア出身の
メディア人が注目されています。
その二人とは、
同国で発行されている7割の新聞を所有する、
メディア王のルパート・マードック氏と、
内部告発サイト「ウィキリークス」代表の
ジュリアン・アサンジュ氏です。
マードック氏は、
与党・労働党のラッド首相の追い落としのために、
自身が所有する「デーリー・テレグラフ」で、
対抗する野党・保守連合のアボット自由党党首を、
全面的に支持する姿勢を打ち出しています。
その理由のひとつとして、
現政権が推し進めようとしている、
全世帯での光ファイバーの
高速ネット接続プロジェクトが実現すると、
マードック氏系のケーブルTV会社が、
大打撃を蒙るという事情があるようでです。
一方、
さきのアサンジュ氏は総選挙にさきがけ、
ウィキリークス党を立ち上げ、
自身も上院選に立候補。
「デーリーテレグラフは、
オーナーのマードック氏の意向しか
反映させていない」
との声明を発表しています。
この選挙結果は間もなく明らかになりますが、
現首相がその座を守れるのかという話題以外に、
メディアの政治利用
や
大メディア VS SNS
という観点からも、
私はその結果を注目しています。