無人駅となりて久しき駅前に


                                           開通記念の桜満開



1935年に鉄道が開通したとき駅周辺に記


念の桜が植えられた。その内の2本が大木


となって残っている。



今年も見事な花をつけて通学の高校生た


ちの視線を集めている。



無人駅となって早くも35年が経過した。


4年後には90周年を迎える。



戦前は沢山の出征兵士を見送り、戦死者


の遺骨を迎えた。



戦後は高度経済成長期の関西や中部地方


への集団就職列車、魚釣り列車と呼ばれ


た天王寺からの夜行列車。



学生時代、京都へは直通はなく天王寺と


大阪で乗り換えて6時間かかった。



そして無人化、電化とめまぐるしく変わ


って来た。


3月からやっとICカードが使えるように


なった。



これら駅の歴史を見守っている2本の桜


である。