開演前から長蛇の列のお客様を迎え、大盛会のうちに無事に終わった!
この会は毎回そうなのだが、自分は演奏だけでなく裏方の仕事もある
なので舞台裏でどんなことをやっているのかがいろいろ分かる
いつも見事だなと思うのは舞台設定
十数分間の前の曲の演奏の間に、舞台裏で次の曲の何十面もの箏などの楽器を設置し、三絃の演奏者の位置を決める
表では本番の演奏をしているので、大きな音は出せない
今回の劇場は回り舞台なので円から出てしまう楽器は中に入れておき、回り終わったらすかさず並べ楽器の安定を確認する
プロのお箏屋さんを中心に、楽屋からの楽器の運搬など何十人ものアルバイトの人たちも関わっている
大学の箏曲部など楽器の扱いに慣れている学生さんも多く安心である
受付、進行、タイム、会計、接待、調絃などの係ほ皆出演者で行う
自分の出番の合間を縫って仕事をする
自分も楽屋の長~い廊下を何往復しただろうというほど動きまわっていた
それでも皆、本番ではきちんと演奏する
舞台に上がると別のスイッチが入るのである
膨大な事前の準備も含め、どんな舞台にも沢山の人の力があってこそ出来ること
そんな当たり前なことを忘れずにいたいと思う
見に来た家族が写真をたくさん撮ってくれた
皆の心にも何かひとつでも残るといいな