ハッピーメンタルをつくる
心理カウンセラー
浅見初江です。
先日、すごく久しぶりに会う友人と、ランチをしました。
体調はそんなに悪そうでもないのに、何だか、
エネルギーを吸い取られたような顔をしていて、
心配になったんです。
話をよ~く聴いてみると、もうだいぶ前に、
知人の夫が亡くなり、まもなく母親も亡くなって、
その寂しさから、毎日、電話が来たり、呼び出されたり、
食事を作って持って行ってあげたりして、
疲れてしまったと言うんですね。
しかも、その知人さんは、自分の子どもにも、
他の知人にも同じようなことをしているみたいで、
友人との会話もダダ漏れのようでした。
それで、「私に連絡してみようかな」と思ったけど、
「悪いかなあ」と遠慮したり、子どもたちや孫たちと
会うのも、疲れていて、断ったそうなんです。
そうしたら、そうこうしているうちに、心労で、
救急車に乗るハメになったとか
でも、そんな思いをしても、まだ、
「子どもたちや孫たちに会わなかったから、
バチが当たったのね」
と自分を責めるんです。
いろいろ話を聴いて、私から見ると、その知人さんはどうも、
「ほ~ら、私ってこんなに不幸だし、かわいそうでしょ ⁉
だからみんな私にかまって、もっと優しくしてちょうだい ‼」
と、ずーっと不幸な人を演じ続けているみたいなんです。
その方が、まわりのみんながいつまでも優しくしてくれて、
本人にとっては都合いいですもんね。
もちろん本人は、無意識です。自分が悲劇のヒロインを演じる
女優さんだなんて、ぜんぜん気づいていません。
そして、そこに引っかかったカモが、お子さんや友人たちです。
知人さんの、「子どもの頃からの満たされない思い」を満たす
「道具」として、利用されてしまったのです。
きっと、子どもの頃に、寂しい、悲しい、大切にされたい、
という思いをしたんでしょうね。
生きていれば当然、「死や別れ」というのは経験します。
(肉体は死んでも、魂はずーっと生きているんですけどね)
知人さんは、かわいそうな人でも、不幸な人でも、
女優さんでもありません。
そんな中でも、幸せは見つけられるのです。
知人さんの問題は、知人さんにしか解決できません。
こういう方がまわりにいたら、あなたが負担を感じることなく
付き合える距離を保ち、なおかつ、自分の足で立てるように、
サポートしてあげてくださいね。
「大切な人を亡くして立ち直れないでいるあなたへ」 も
お読みくださいね(^^♪
友人は、「私が優しくしてあげなければいけない」
「私が話を聞いてあげなければならない」
「私がご飯を持って行ってあげないと、
食事をしないかもしれない」 など
たくさんの思いを抱えていました。
それをたくさん抱えている人は、自己肯定感が低く、
自尊心も低く、自信が持てないため、
カモにもなりやすいのです。
「私に連絡したら悪いかなあ」は、友人の勝手な思い込みだし、
この世の中を生きていく上で、「~しなければならない」
「~するべき」 というものは、本当はそんなにないと思うのです。
ぜひ、自分の「マイルール」は、手放しましょう。
私がよく、 ♪ チャラララ ラララ ぶっ壊して~
♪ ルルルル ルルル ぶっ壊して~
と口ずさんでいると、娘に、「ぶっ壊しまくりだなあ~」
と言われ、笑われるのですが、あなたも、
「マイルールをぶっ壊して、
もっと、ゆる~く幸せに生きましょう 」
みなさんが、そして私が、いつもハッピーでいられますように 。
今日も、たくさんの愛をありがとう。