1969年。7月7日に、羽田から、アラスカ経由で、バンクーバーへ。 日本に比べるとやはり、ひやっとしているので、
近くの救世軍のお店に行って、$5のセーターを買った。 今から考えると、あの時から、カナダの貧乏生活が始まった!!
いろいろあったけれど、日本にいて、お見合いをして結婚しても、多分、私の性格からしたら、多分、お舅さんから、追い出されているだろう。
結局は、’英語’の世界。子どもとも英語。 アジア系の顔をしていない子どもたち。孫たちは、全く白人の顔。
お友達もなかなかできなかった。というのも、これも自分の責任なんだけれど、白人の社会は、自分には、向いていない。
かと言って、日本の社交世界が自分の合っているかというと、それも違う。
つまり、振り返ったら、私は、’引きこもり’’一人ぽっち’という小さな社会が、快適な人生だった。と思う。
だから、ドラマ、文学。にはまり込んでしまっている。あの文字の世界、映像の世界の中に、自分が生きていると思う。
特に映像の世界は、皆んな、美人美男なので、それもいい。 でも、この世界には、どうして、恋が実らないのか?
男女が、本当に、愛し愛される関係を見つける難しさ。地球には、男性が半分女性が半分いるというのに、選択も十分あるというのに、ピッタリと会う困難さ。
音のない世界にいる人たち。 私も周りの英語がいつもぼや〜としか聞こえていないから、ある意味では、無音の世界にいると同じ。 でも、小鳥の鳴き声は、聞こえるから。感謝。
日本に帰りたいなあ〜と思う時もあるけれど、自分の思う日本は、もうなくなってしまった気がする。 言葉も、新しい言葉が氾濫しているし、街は、きれいになっているし、歩いている人たちもみなさん、格好いい。それに、暑い!!
結局私は、ここの地になるのだろう。 後何年?