カナダには、もう半世紀以上住んでいるのだけれど、昨夜、初めて、カナダ人の大好きなホッケーの試合を、見に行った。
最近、夕食時に、息子と一緒に、NHLの試合を見るのが楽しみ。昔は、ホッケー番組が毎日放送されるのでうんざりしてちょっと恨みも持ってみたりしなかったのが、最近は、ちょっとハマった感じ。
カナダ人の子供たちは、幼い頃から、近所にあるアイススケート場で、ホッケーを始める。 アルバータの孫息子のところは、大きなアイスリンクを毎冬作るのだけれど、今年は、暖冬で、できなかったそう。孫息子は、技術的には、とても上手なのだけれど、試合が苦手、闘争心が一つもない。これは、ちょっと残念だけれど。
最近のホッケー社会は、お金儲け主義者のアメリカ人に目をつけられて、アメリカの街に次々と、ホッケーチームができている。もうその地に着いたのではなくて、将棋の駒のように、いいところにどんどん移される。60%の、NHLの選手が、カナダ人なんだとか。 いい選手がみんなアメリカのチームに取られてしまうので、最近、カナダのチームが、優勝することがなくなった。 地元だから、バンクーバのチームを応援しているけれど、やっぱり、弱い。モントリオールのチームキャプテンは、日系。鈴木さん。でも、全く日本人の血があるとは見えないくらい白人になってしまっているけれど、やっぱり、他の選手に比べると小柄。
ビクトリアにもチームがあります。息子が、チケットを買ってくれたので、試合前に、近くの寿司屋に行って夕食。最近の外食代の高騰には、悲鳴をあげる。 息子は、うどん、私は、寿司。合計が、4000円を超えた。 悲鳴!!
昨夜のゲームは、18−20歳の若者。いづれ将来は、NHLに選ばれたい子供たち。 でもみんなもう大人の体をしているから、その迫力はすごい。男性ホルモンの空気が、ムンムンと闘う景色に圧倒されました。
相手チームは。ポートランド。 アジア人が二人いた。日本人とベトナム人。
日本のスポーツで、君が代を歌う時があるのかしら? アメリカは、徹底的に、愛国心を子供の時から植え付ける。カナダもそれほどではないけれど、世界からの移民でできているので、カナダ人としての愛国心を植え付けるのは、重要なことだと思う。日本政府も、こう言う面を真剣に考える必要があるのでは、いづれ日本も、移民の力がないと成り立たなくなりそう。
BC州に、5チーム。アメリカ西海岸に5チーム。が試合をするようです。と言っても、一番南のチームと北のチームの距離は、数千キロ。試合ごとの移動には、親の負担が想像以上に大変だと思う。 なんのスポーツも、親が相当に豊かではないと、子供たちが、活躍できないのは、とっても残念に思います。 私の娘も、体操をしていましたが、結局、上手になると試合に行く費用が出せなくて、やめさせました。 体操をやめて、フィギュアスケート、これもすぐに上手になったのだけれど、上等なスケート靴、個人レッスンを受ける義務、等々で、これもやめさせなくてはいけませんでした。 娘には、ひどい仕打ちだったと思うけれど、お金が無ければ無能なスポーツの世界。
ビクトリアのアリーナには、意外にたくさんの応援客が来てました。
そして、一試合と2試合の途中で、おチビさんたちが、出てきて、ミニ試合。これが、ものすごく可愛くて、感動。 私にとってこのチビさんたちが、ハイライトでした。