漢字の女という字を、三つ合わせると、姦しいとです。 そういえば、若い頃に、かしまし娘というコメデイアンがいて、よくおしゃべりをしていたのを思い出した。 

 基本的に、自分自身は、引きこもりタイプであり、仲間と一緒におしゃべりをすることが苦手。 でも、決しておしゃべりが苦手ではないし、そういう状況にいれば、よく喋る方だと思う。 

 

長女家族での滞在は、あと4日間。 

 昨日は、孫息子の小学校6年のバレーボール試合の応援に行った。 日本で子供たちのスポーツ活動を見たことがないので、わからないけれど、このカナダスタイルは、絶対ないと想像する。

 まづ、子供たちが、ルールをわかってない。コートの境界線もわかってない様子。 それでも、コーチは、怒らず、ただ励まして、パスや、サーブが下手でも、良かったというサインを子供達に出していた。

 この試合の前には、練習は、1回しかしていないとのこと。 それでも、試合会場には、ご父兄達が、応援に来ていた。

 

応援に来ているお母さん達が、まあ。。。。これが凄い! 何が凄いかというと、彼女達のおしゃべりパワー!!

一体何を喋っているのかと思うのだけれど、試合中ずっと、延々と、ピーチクパーチク楽しそうに喋っていた。

 

 ある人が、女性との会話を聞く秘訣を言ってくれた。 確かに、女性の会話の方法は、序説から始まり、本題になるまでに時間がかかり、それも詳しく、丁寧に、だから、何を言いたいのかは、この会話の中に消えていってしまう。

男性の会話は、結果を早く知りたいので、会話のお飾りは、あまりない。

 私は、どちらかというと男性的な会話が好き。。。。。 でも私も喋り出すと、やっぱり、詳しく、長く、細かくなってしまう。

 

それでその対処方法というのが、’山手線’。。。つまり、長い会話を聞いてて、相手に失礼にならないように聞く方法は、頭の中で、山手線に乗り、、東京から出発して、、品川で、’へえ〜〜”  目黒あたりで’そうなんだ!”  渋谷で、”ふうん〜〜〜〜〜〜〜!

池袋で”へえ〜〜〜!”   目白で、”本当〜〜!”   手な具合で、聞くと良いらしい。   次女の電話は、長くて、詳しくて

私は、山手線を2周できる。  決して聞いてないわけじゃないけれど、山手線に乗らないと、会話への集中から外れてしまう。

 

 ここでも、奥さんが旦那さんとの会話中に”あなた、聞いているの?””もちろん、聞いているよ、Yes ,yes!" なんている光景をよく見る。

  英語圏で生活をしているせいか、会話がいよいよ苦手になってきた。特にこの歳になると、会話の中には、入らないで、横で、黙って聞くというパターン。 これも、世間によくある光景だ。  あ〜、自分もそうなんだなあ!と感じるようになった。

 

 コロナのせいで、しばらく日本に入ってないので、来年あたりに、最後の一人旅をしたい。とにかくそのために脚を鍛えておこう。 たくさんしたいことの一つが、’居酒屋’にいって、みんなをおしゃべりを聞いてみたいこと。 

 でも、東京で、数年働いていた息子に言わせらば、サラリーマンの酔った姿は、愚痴だらけで、最低だとか。そうなのか、みてみたい。

    テレビに出てくる居酒屋の風景は、いつもたのしそうだし。

カナダの生活は、もう半世紀を過ぎてしまった。日本人でもない、白人でもない。。。。半端な文化に人生を過ごしてしまった。

 おしゃべりの上手な人なら、おしゃべりは、永遠に聴いていたい。