自分では、40代のつもりでも、三人の子供たちが、もう40代、それも、上の二人は、後半。

それがあっという間に、76歳。 信じられない速さで、老年を迎えています。

 

 今のところは、肩こりぐらいが、悩み。 それでも、今から、体と精神が、衰えていくのだろうと、若い時には、考えたこともない老いへの心配です。メデイアでは、健康の番組、情報が、たくさん。 こんなに、たくさん、心配しなくては、いけないことに驚き。

 

去年、長年お世話になっているファミリードクターが、リタイア。彼の2000人以上の、患者が、放り出されてしまいました。

2年間、後継者を探したのだけれど、一人も応募しなかったのだそうです。 今から、いろいろお世話になり、最後の息まで、

みとってくれるのだと思っていたので、がっかり。ビクトリアでは、新しい患者を受け入れる医者は、いないのだそうです。

ここには、ウオークイン クリニックというシステムがあります。 これは、誰でも、近くのクリニックを訪ねて、何時間も待たされますが、一応は、見てくれます。けれど、いつも同じ医者が見てくれるわけではなく、その日に働いているドクターが、診ることになるので、患者とドクターの関係は、できません。 しかも、コロナのせいで、このクリニックも、ほとんどが、満杯。

重症でもない限り、不可能。  保険制度で、医療は、無料です。 ただ、薬代は、自腹です。 それでも、政府は、予算以内に、医療を管理しないといけないので、そう簡単には、必要のない、検査は、してくれません。 以前、腰痛がひどい時に

CTは、半年待たされました。 CTを受ける患者数が多いのではありません。 費用の倹約だからです。   胃カメラ、大腸の検査をしたいと20年前に尋ねたら、10年待ちだと断られました。 その年、日本に行く計画があったので、友人のそのことを言ったら、すぐ彼女の近くの病院に、アポイントメントが取れたのは、本当に、驚きました。 もちろん保険がないので、実費だったけれど、安心感をもらいました。  日本は、必要以上な薬の配布、検査の数、とは思うものの、患者の安心を与えるということでは、とってもうらやましいと思います。

ここ数年、この小さな街にも、建築ラッシュで、あらゆる空き地に、マンションが造られています。医療、安全、政府は、いったい何を考えているのだろうと、腹も立ちます。 市長が一番先にしたのが、バイクレーンの設置。  もちろん必要なんだろうけれど、バイクレーンを走っている自転車は、あまり見ません。  ドクターを探している人たちの方が、はるかに多いのです。

 76年を振り返って、世の中は、割と平和だったとおもいますけれど、現在の状況を見ると、心が痛みます。

4人の孫に恵まれました。 彼らの人生が、平和な中で、自分達の能力が発揮されるように、なることを、祈ります。

 この日は、日本の竹を使って、エジソンが、電球を光らせた日、だということです、

あかりの日、なんだそうです。  残りの人生に、たくさんの明かりが灯されるように、一人でも、お腹の空いた子供がいなくなるようにと願います。