皆様 ハンサムさん

秋も深まりスト-ブが欲しくなる今日このごろですが、如何お過ごしですか。

 

5年ほど前に出産後の腰痛で来院したクライアントさんから電話がありました。

飛行機に乗っている時に失神の起こすのですが、そうゆうのも良くなりますか?

近々飛行機に乗らなくてはならないので心配しているんです。

もちろん往復。

医師には気圧の関係で起きた迷走神経反射という事と言われているのですが?

解決方法は教えてもらえなかった。」

「フライト(航空機内から)」の写真

「昔からですか?」

クライアントさん

「いいえ」

「赤ちゃんを生んでからじゃないの?」

クライアントさん

「そうです。」

「授乳時期に乳腺炎を起こさなかった?

それも右がひどい乳腺炎だったのではないかなぁ?」

クライアントさん

「はい。そのとおりです。 エーッ 失神が前にやった乳腺炎と関係あるのですか!」

私「まだ身体を観察した訳ではないので絶対とは言えませんが、まず間違いないと思いますよ。

私の推察が正しければ、身体を調整すれば良くなリますよ。」

数日後、来院したクライアントさんやはり私の想像したような歪みを持った身体でした。

電話での会話の情報で、飛行中に失神したメカニズムが身体均整師には簡単に想像できるのです。

この失神自体は

自律神経のバランス乱れる」ことが原因と思われました。
自律神経には、血管を収縮させて血圧を上げたり、血管を緩めて血圧を下げたりする働きがあります。

例えば、横になった姿勢から立ち上がると、重力によって血液は下半身に集まります。

その行動に合わせて、自律神経は脚の血管を収縮させることで血圧を上げ、上半身にも十分な血液が流れように身体を調整します。

ところが、自律神経の働きが良くないと下半身の血管が十分に収縮しないため、血圧が十分に上がらず上半身の血流が不足してしまいます。このため、朝起き上がることができなくなってしまう起立性調節障害に類似した現象が飛行中の気圧の変動で起こったと考えられました。

 

さて乳腺炎が原因となった失神のからくりは

身体均整法では乳腺と胸椎6番から出ている神経と関係があり、血液の循環、特に血圧と胸椎6、胸椎7番は関係があることが分かっているのです。

 

つまり

授乳時に起こった乳腺炎で胸椎6番の可動性が無くなったことが原因で、飛行中の気圧の変化に血液循環の血圧を上げる作用をする背骨の動きが悪くて、自律神経の働きに滞りを起こしたことが原因だったのです。

出発するまで3回調整を加え、

「これで失神はしないから安心して行ってらっしゃい」と送り出しました。

後日の話で往復とも失神しなくて行ってこられたという事でした。

めでたし めでたし。バイバイ