ハンサムさん
皆様 熱い日々が続きますが,如何お過ごしですか。
今日は重力と姿勢の続き、4回目を始めます。

前回アップした2枚ごと合計4枚の写真 
それぞれ被験者のヘッドダウンチルド法の負荷前,後の顔の変化 お分かりになりましたか。
この現象から12種体型調整の凄さを説明しましょう。

皆さんの立ち姿を観察するとそれぞれ人によって、身体が骨盤を中心に捻れていたり,身体全体が右に傾斜していたり、首が傾いていたり,両肩が巻き込んでいたり、右腕だけ床方向に長かったりそれは千差万別です。
顔のバランスと姿勢との関係については前回までに説明済みですが,上で述べたそれぞれの姿勢が顔のバランスにすべてリンクしていて、姿勢を直すと顔のリバランスやリフトアップもしてしまう。
これについてのご理解は大丈夫ですよね。

でもなんで 顔のバランスと姿勢が関連していると言えるか、不思議? と思われるは当たり前。
これについては,過去にこの関係を証明した論文があるんです。
その論文の主は歯科医の方で、均整の12種体型分類表も引用されています。

てな訳で、
いろいろな姿勢を表していても,姿勢の重心とその重心を支える点の観点から姿勢を分析すると概ね12種類に分類できます。
<但し。。。視覚性立ち直り反射,迷路性立ち直り反射,頚反射,前後クロエーカル反射等重力に対して抗重力筋が正しく反応し、それに連動して諸々の筋肉が正しく姿勢反応を作っているという前提ですがーこの辺のところは身体均整師でも初耳と言われるかもしれませんが、これはいわゆる均整で言う脊柱の生理的湾曲の狂いの詳細分類という事と思っていただければOKです。>

最近「姿勢アセスメント」医歯薬出版を読みましたが,姿勢評価の作業は少なくても30分必要と書いてありました。
こんな点でも均整法の視点の素晴らしさ実感しますね。

これが当ブログで折に触れて,説明してきています身体均整法の真柱である12種体型です。
もう少々具体的に述べると12種体型はその重心を支えている側が左右どちらかにあるかよって陰陽を分け,
前後<頭脳>型略してF1、F2       左右<消化器>型略してF3、F4, 
回旋<泌尿器>型略してF5、F6      肋骨<呼吸>型略してF7、F8,
骨盤<生殖器>型略してF9、F10,     筋肉<循環器>型略してF11、F12。
に分類されます。

つい最近も38週目の妊婦さん、検診で逆子が直っていると連絡を頂きました。
妊婦さんはすべて妊娠周期特有の重心と重心支持を持っています。
赤ちゃんの頭は他の部位より重いのですから、本来重いものが下に行くのが自然の理。
それぞれの妊娠周期<1が月,大きくは2ヶ月毎>に赤ちゃんが安心してお腹にいられる母体の姿勢<重心支点>があり、それを元にそのお母さんの姿勢を微調整してあげれば普通は無理なく逆子は治ります。
お母さんの持っている器質的な身体の歪みによっては当然ながら、不可能な場合もあるのは当たり前です。

さて実験モデルの体型について説明に戻りましょう。
男の場合,
実験前 右捻れ型F5を表していました。→実験後左右・消化器型<F3内展>
女の場合
実験前 骨盤型F10を表していました。→実験後左右・消化器型<F3>

二人共実験後左右型のうち左重心支持のF3が出現しました。

均整法創始者は、食後すぐには左右型<消化器型>の陽つまり左重心支持<重心支点>のF3の姿勢が出ると言われていますが、このことは自分的にも実証済みで,普通食後すぐに出現し、20~30分もするとその姿勢は消えてしまいます。

両者ともほぼ1時間前に同じ献立<妻の特性・こってりビーフシチュウ>を食べていますが、
身体に重力作用を打ち消すヘッドダウンチルド法を負荷すると両者とも食後すぐに表すF3・左右型陽の姿勢を再度呈したのです。

食後1時間の間に重力の作用と内臓の働きの積分により男・F5と女・F10と姿勢の変化をもたらしたしたことが想像出来ます。

ここでもう一つ興味深い事があります。
両者ともヘッドダウンシフト法を負荷後F3の姿勢を表しましたが,男はF3内展・女はF3 

両者を分ける 内展。

内展というのは12種に分類したし姿勢の内,特に内臓の矛盾例えばここに出ている左右型<消化器型>と括弧で別名を記しているそれぞれの臓器の矛盾が大きいということを表しているのです。
男の場合は何か内臓それも消化器の矛盾が大きいですと姿勢はF3の内展として表現しているのです。
なんと
我が息子つまりこの男ですが、会社の検診で逆流性食道炎傾向があると指摘を受けたばかりの時期でした。

今までのことを整理すると
食事をしたと言う両者の内部環境の変化が、その1時間後にはそれぞれ捻れ型と骨盤型に姿勢の変化を表すが,重力がもたらす身体の影響をヘッドダウンチルド法により減少させると食後に出るF3が再び現れ,胃に入った食物への対応にエネルギーが集中する.
更にその時、男の方は逆流性食道炎の矛盾を姿勢は表現してもいると言うことになる訳です。
続く

私が前学園長を努めた身体均整法を勉強できる学園です
<a href="http://www.kinsei-gakuen.com/" target="_blank">身体均整法学園</a>