今年の暮れに実家に帰って、13年前に描いた作品と再会して来た。油彩とポップアートの融合を目指していたのよ、なんてカッコ良い事を言いたいところではあるが、私の画法の原点はただの面倒くさがりだった。あ、ちなみにこの絵は油彩じゃなくて水彩です。

学生時代の僕は、パレット洗うの面倒くせぇなぁとか、絵の具乾くのを待つのマジだりぃとか、基本的に不真面目この上無いスタンスで絵に取り組んでいたので、途中から水彩なのに水を一切混ぜずに描いたり、パレットで色を作らず、キャンバスで直接グラデーション作れば良いや、なんて事を始めるまで、そう時間は掛かりませんでした。

ちなみにこの作品は、そんな水無し画法を使った後、めっちゃめちゃ水混ぜまくった絵の具を何度も何度も重ねて、グラデーションに深みを出す努力をしました。紙じゃなくて、木板に下地材塗った上に描いてるんでね、画材が水吸わないんです。もはや最終的には面倒くさがりじゃ無くなっちゃっいました。描いてて、水ってすごいなって、水彩って水混ぜるもんなんだなって、目から鱗でした。デッサン力が絶望的に無いし、描き切って無い感ありありだけど、楽しかったなぁ。

あ、このブログ立ち上げた頃に作った動画で、僕デザイナー志望ですとか言ってたと思うんですけど。あれ半分は本当。

何となく、クリエイティブな事をしたいなぁと最近思うんだけど。何をすべきなのかよく分からないので思い出話を書いてみた。