まあええか、で過ごす日々
現実派ヒーラー あきこです。

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本日 5:30の空


傘と相性がよくない…



傘そのもの、というより
私の周りで 傘に関する事件が起きるので
用心しています



電車や訪問先
あちこちで
忘れてくるのは日常茶飯事



すぐに失くすので
ビニール傘を持つことにしたのですが
似ているものが多くて



どれが自分のものかわからなくなったり
間違えて持って帰ったり



友人の傘が2年越しで
本人のもとに戻っていったり



傘に関しては
ちょっとしたザワザワが起こるのです



1番困った出来事は
お華の先生の傘を失ったこと



いやあ
お稽古終わりに、急に雨が降り出し
さして帰りなさいね、と
差し出されたビニール傘



「返さなくていいから」
と確かにおっしゃったのです



ありがたく使わせていただいて



ただ、もうけっこう年季の入った傘で
ちょっとこう
ゴキ…虫のオシッコっぽい跡もあって
綺麗ではない状態だったので



「それで返さなくていいっておっしゃったのね」
と解釈し
ビニール傘を定期的に処分する日に
一緒にごみに出したのです


ビニール傘、たまっちゃうのでね



で、何ヶ月か経ったある日
お稽古の時に先生、おっしゃいました



「あきこさん、
あのビニール傘、大きめサイズで重宝なので
またいつでもいいから持ってきてね」




キエーッ、捨てとるがな


え、でも先生返さなくていいって
言ってなかったっけ
なんか茶色いシミとかもあったし…


とにかく捨てとるがな



まあ私も気が動転して
その場では



「あ、ハイ、すすすみません…もももも持ってきます…」



と答えたものの
傘がないのは明らかで



次週のお稽古までに悩みに悩んで



結局、大きめのビニール傘を購入して
持って行きました



先生が大事にしていたものを
「捨てた」ということは言えず



家の傘立てに何故か見当たらなくて
すごく探したんですけど、
という苦しい言い訳をしました



そしたら先生から想定外の言葉が。


「そうなの…もう一回探してもらえない?」



キエーッ
そんなに、そんなにお気に入りやったとは!


もうないねん


絶対ないねん、
月1回の小型危険ゴミの日に
出て行ってしもうてん!



私、絶望するも
力なく   「…ハイ」   と返事をして
ヨロヨロしながら帰りました



苦しい
苦しすぎる



でも傘が
この世にもうないことをお伝えしなければ
この苦しみは終わらない



次週
意を決して伝えました



「スミマセン、
夫が間違って捨ててしまったようで」



先生はとっても悲しそうな顔をしていました



先生ごめんなさい
夫にも悪いことしました



この件は本当に申し訳なかったです


しかし
何週間にもわたり
この世にないものを返す方法を
考え続けるのは、なかなかしんどくて



この時から私は
◯傘は借りない
◯借りたものは必ず返す ←当たり前か

を心に誓うようになりました



訪問先から帰る時に土砂降りで
コンビニもなくて
「返さなくていいからね」とお借りすることは
たまーにありますが



それは必ずお返しする、ということで。



と言いながらも
最近たまってきたビニール傘を確認すると
お借りしたままのものが3本…



1本はすぐに返しに行きました
1本は、年内にお会いできる人

もう1本は…1度しか行ったことないカフェで借りたもの


もう一度行きたいと思っていたので
行ってきます
(ちょっと嬉しい)



ちゃんとちゃんと失礼のないように、
キチンとした人だと思われなきゃ、
と考えていた頃は



傘を失くしたり、返せないことで
自分はダメだと縮こまっていましたが



なんのなんの



自分の
心地よい落としどころを見つけられたら
まあまあ楽しくやれてます



(おわり)