近くに住んでいる 仲良しの女性に
3日前 初めての子が生まれた。
3000グラムの男の子。
「楽しみは 生まれるまで とっておきたいから!」
と 彼女は最後まで
先生に性別を聞かなかった。
どちらが生まれても良いように
彼女が準備した産着は 黄色ばかり 40枚!
買いすぎだよ~!! って
仲間のみんなと大笑いしたけれど
我が子の誕生を
とても とても楽しみにしている
彼女の思いが 形になって表れているようで
引き出し いっぱいの産着が
微笑ましかった。
彼女に最後に会ったのは4日前。
帝王切開手術を 次の日に控え
これから入院すると言う。
逆子が戻らなかったことと
若干 陣痛の兆侯が出始めていることから
予定日より ひと月も早く
帝王切開での出産が決まったそうだ。
男の子 誕生の知らせをもらい
すぐにでも産院に逢いに行きたかったが
帝王切開での出産だったので
点滴が外れるまで待って
今日の午後 訪ねた。
ほんの4日前まで
大きなお腹をさすりながら
もうじき我が子に逢える大きな喜びと共に
不安げな表情を浮かべていた彼女は
もう すでに
しっかりと 自信に満ちた母親の顔になっていた。
生まれたての
小さな 小さな 息子に
おっぱいを与え おむつを替え
私の前でも 照れることなく
彼を 愛おしそうに抱きしめ
おでこに 頬に たくさんの キスをした。
「いい匂い・・・。 ずっとこうしていたい。」
そう言って もう一度
息子を深く抱きしめる彼女を見ていると
私も 胸が熱くなってきて
とても幸せな気持ちになった。
彼女は続けた。
「この子が生まれて この3日の間に
いろんなことが 大きく変わったんよ。
私達夫婦は ものすごく絆が深まって
今まで以上に 旦那を
かけがえのないパートナー
と思えるようになってね。
この人と結婚して良かった! って 心の底から思う。
それと、 旦那の実家とも
疎遠だった私の兄弟とも
心が通い合って とても近くなれたんよ。
赤ちゃんの力って すごい!!
私は 旦那と一緒に
この子が 世界一幸せだって思える
家族をつくるよ!
私 頑張るから!! 」
私は それを聞いて
感動して
言葉が見つからなかった。
1年前に
私も 娘を出産した時
無事に生まれてきてくれたことだけで 幸せだった。
その幸せを
最近 ちょっとだけ
当たり前に 思い始めてなかった?
今日は
彼女と 彼女の生まれたての息子さん から
心に 大きなプレゼントをもらった
素敵な日だった。