パート③

ある日の稽古場では…
エリザベートの稽古は、音楽きっかけ、歌きっかけが多い

オープニングからすべて決まりがある。

登場から、プロポーズ、結婚式、台詞のBG、板付…言ったらキリがない‼️

これだけのきっかけの中でストーリーが進むのに、どうしても気分で動いてしまう。

特にプロポーズ!
私の気持ちと手の出すタイミングが合わない…
もっと早く出したくなったり、逆にゆっくり出したくなる

観ている皆んなは、「今‼️」って思いながら、私より正確に力が入ってしまうらしい。
引っ込むたびに、今日はどう?と、毎回合っていたのかわからない。
何故って?その時は気持ちが入ってしまってタイミングばかりを気にしていたら集中できないからみたい。

皇后はどこに?
「オッホン」
早く伝えたい気持ちから、女官に出て行ってもらう合図を忘れる。
うろたえる女官達…。

そう、結婚式も!
歌詞を聞いていないと、曲の繰り返し。
ちょっと他場面の事とかを考えていると、出のきっかけを見失う。


アニバーサリーの動きも、コスチュームバージョンとは違う。
右脚が出かかって、みんなが動かないことに気づき波打つ稲穂の様?

誰と誰の間を通り抜けるのか?


「ガイチさ〜〜ん、これだけきっかけで進行している作品で、ニュアンスで動くって?逆に凄いでしょ〜〜!笑える〜〜」

はい、わかっています!
きっかけを確認しながらニュアンスを大切にしますから〜〜