最近では

留学生向け就活本もたくさん出ている
 

ただ内容が。。。
おい!って感じ

 

例えばこちら

ジョハリの窓を使って自己分析をしましょう!って
たいていの留学生ができるわけがない

日本に来ている留学生でこのアクティビティができるのは
2割いればいいほう

 

性格の分析は良い人か悪い人の二択
自分以外の人は対し「〇さんは良い人です。」としか言わない
どう良い人か突っ込んでも出てこないので
「〇さんはいつもどんな話をするかな?」と聞くと
クラス内のできる人が「おもしろい」と回答する

その他せいぜい引き出せて
・おもしろい
・楽しい

・にぎやか

・親切

・やさしい くらいで限界
クラスで1人を取り上げてやることはできる

各自で他人の・・・は絶対無理
「(取り上げた)例の通りやってみましょう!」と言ったところで
例と同じものを出してくる人がほぼ

普段は饒舌に日本語を話しているコンビニ店員だちでも

こういう課題はからっきしなのである

 

そしてこの本

「はじめに」で
以前までの内容だと、量が多すぎるとか難しいとの声があったので内容を変更した
とあるが、

初めの35ページは日本の政策についての話ばかりで
わたしが書いてる8割の留学生にとってはどうでもよく

聞いたところでわからない話ばかり

 

ターゲットをその2割の学生に向けているのなら仕方ないが
このようなことがフツーだと
就職したい留学生の大半は日本でどうすればいいのでしょうか
そもそも、能力的に優秀な留学生が欧米ではなく日本に来るのか
いろいろな方面から考え直す時期に来ているのではないかと
危機感を覚える

 

 

 


 

留学生用の書店に行ってきました
 

日本語教材と行知学園の紹介動画

 

進学に必要な
日本留学試験は平積み

まるで赤本
需要があるんでしょうね

 

大学生のための参考書

やっぱり美術系は人気!
建築学系も数はあったので、人気かも
最近は製菓も人気が高いと聞いたけど、それはなかった

 

就活本もけっこうあるな~

 

機会があれば
是非!

行知学園書店
東京都新宿区百人町2-4-5ライオンズマンション新大久保2F

 

勉強の仕方というのは
個々に向き不向きもありますが

日本語学習の場合は

国によってもできれば変えたほうがいい

 

日本の教育質は世界的に見て良いほうなので
書く、読む、話す、聞くの4つを
同時に習得できるようになっている

 

日本ではそれが当たり前なので
どの国の方でも同じように
どれか(書・読・話・聞)を習得するれば、
他は多少できなくてもついてくると思いがち

つまり「聞く」で情報をインプットすれば
漢字がかけなくてもひらがなで書けるとか
その会話を使って話ができると思っている

 

以前あった事件

「問われる政府の指導・監督 ニチイ学館、フィリピン人女性の契約打ち切り問題」

 

この被害者のフィリピンの方々に聞いた日本語の学習方法が
動画を見るだけだった

その後、その動画についての日本語の試験があり
合格できなければ日本語で反省文も書かされいたらしい

 

企業側は動画でしっかり学習しておけば
合格できる試験だと思っていたのかもしれない
わたしはその動画を見たこともないし
その試験がどんな試験だったのかも知らないが
相手がフィリピン人だということに配慮した学習教材だったか

ということを問いたい

 

フィリピンの方は

びっくりするくらい日本語が上手な人も多い!
ただ中には

日本人より日本語が上手なレベルでも
自分の名前(カタカナ)すら書けないし読めない人も多い

つまり
彼らは会話を行うことによって

日本語を覚えると考えられる

もしくは

耳から入る情報(習得)しか覚えられない

 

フィリピンだけでなく、

国によっては

音情報と視覚(文字)情報がリンクしていないところも多い

インプットされる脳が別々だから、

音と文字を一旦別々に覚え、使っているうちに同じものと認識していく

 

この場合のように教える対象が同国、
もしくは同じ性質だと考えられる国々なら
配慮した授業や学習方法を組み立てられる

この動画でその配慮ができていたか?と問いたい

 

 


<注意>
ご理解いただいていると思うが
さまざまな国の方々が集まる日本国内の日本語学校ではこの方法はできない