→続き。
まずは、拠点校と言われる我が小学校。
つまり、今まで通級があった小学校です。
この拠点校と呼ばれる小学校に
これまではあらゆる小学生が通って来たわけです。
来年度からは
この拠点校からあらゆる学校に先生が出向くわけです。
まあ!なんてありがたい![]()
そう、送り迎えがなくなった分、
保護者の負担が減ったわけです。
これまでは月曜日から金曜日まで
人数を割り振って
平均的な児童数でコミュニケーション(我が校は)の
指導が受けられました。
我が校は、というのは
学校ごとに意味の異なる通級があります。
例えば耳や口のちょっと遅れている子、
知的にちょっと遅れている子、など
発達障害の種類によって行く通級(学校)が
変わってきます。
だから例えば息子が
耳の不自由な子、となれば別の学校に通わなければなりませんでした。
話が逸れましたが
これからは
どの子も今自分が通っている学校に
特別支援教室、というのができます。
なので別の学校にわざわざ通う必要がなくなります。
拠点校の先生がその子の学校に伺うのですから。
しつこいようですが
メリットばかりのような気がしますが
当事者にとってそう簡単にはいきません。
なぜなら、
これからは6人いた先生方が
あらゆる学校を分担して回るため、
今まで6人の子供に対して6人の先生で
指導してくださったのが
2人の先生で6人以上の児童を
指導することになります。
しかも時間は極端に短くなります。
子供によっては
学校や環境が変わることを
必要としている子もいます。
同じ学校内では萎縮してしまって
上手に行動できなかったり
中には
他の児童さんたちの
何気ない言動に
傷ついてしまう子供たちもいます。
例えば
「お前、話し方、おかしくね
」
と言われて
いい気分な子はいません。
自分では普通のつもりでも
他の子にとっては違う、
大人なら言わないでおこう、と思えることも
小学生では思ったことを口にするのは当たり前です。
そんな環境に置かれている発達障害の子は
別の小学校で全く違う環境の下、
同じ悩みを抱えている子供達と
それを理解して下さる先生方に
教わる安心感があります。
理解してくださる先生方の下、
同じような子供たちの中で
生き生きと自分を表現できる場所、
励まし合いながら
お互いを慰め合いながら
子供たちが必死に生きて行ける場所、
それが通級です。
もちろん、
いけないことや
やってはいけないこと、
ほかの子達と上手くコミュニケーションを取れるよう、
指導してくださる通級ですから
たしなめられることもあるでしょう。
でも、安心感。
私は個人的に
これが一番大切だと思います。
今後の制度に
不安な理由、そんな感じです。
長くなりましたので
また載せます。
