子どもの教育とメンタルのバランスを取るためには? | 家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾「はつが」

家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾「はつが」

個別指導塾講師、家庭教師、小学校の放課後学習支援の活動を通して、様々な子どもたちと向き合ってきました。そこで、たどり着いたのが「オーダーメイド学習塾」というスタイルでした。お子様の学習で悩んでいる方、不登校で悩んでいる方、何かお手伝いができたら嬉しいです。

こんにちは、「家庭教師スタイルのオーダーメイド学習塾はつが」塾長の千田です。今回は、「教育とメンタルの因果関係」、つまり学びと心の健康がどのように密接に結びついているのかについてお話しします。このテーマは、私たちが子どもたちをどのように支えるかという教育の根幹に関わる重要な問題です。

■「勉強しなさい」と強制されても、子どもはやる気にならない

私は家庭教師として、子どもたちの学びをサポートしております。

 

もちろん、算数・数学、国語、英語などテストに向けた対策や長期休暇の宿題フォロー、わからないことに対するサポートするのは当然だと自負しておりますが、これらは生徒本人のコンディションによるところも一方ではあります。

 

生徒本人によるコンディション面において、一番影響されやすいのが「メンタル」、つまり「心」の問題です。

 

小学校高学年から中学生になると、子どもたちは自らの意思を表現する力が芽生え、家族や友人と衝突することも増えます。

 

公立中学校3年生になれば、高校受験を控えるため、夏休みや長期休暇になれば、決まって家族から「勉強しなさい」と何度も言われてしまうことでしょう。

 

両親ら家族の立場から考えてみると、過去に高校入試を経験しているため、当時起こった自分の失敗を生徒本人にしてもらいたくないという希望から、生徒がゴロゴロしていると、つい「勉強しなさい」と言ってしまうのもよくわかります。

 

一方、子ども目線で考えてみると、親や兄・姉から「勉強しなさい」と半ば強制されると、余計にやる気が無くなるものです。

 

受験勉強に限らず、資格取得など自分の人生に直接関係するものに対しては、自分で決めた手前、自らの意志で隙間時間を確保しながら能動的に勉強すると思いますし、実際にそうではなかったでしょうか。そのため、自分の意志ではなく半ば強制される「受け身」の状態となる受験勉強には実が入らないとなるわけです。

さらに、ここ30年余りで技術が進歩したことにより、様々な場面でデジタルに触れる機会が多くなってきました。

 

1980年代後半から90年代を小学生・中学生として過ごしてきた方にしてみれば、常にスマートフォンが身近にあるのは考えられないと思います。しかし、子どもたちにとってみれば、スマートフォンが無い日常は考えられないのです。そこのギャップは大きくあります。大人もその恩恵を利用して、子どもの携帯電話にGPSを装着し、常に自分の子どもたちの居場所を管理できるようになりました。

 

GPSで常に見守られているという状況は、子どもたちにとって息苦しさを感じさせ、自由に自分を表現する機会を奪ってしまうことがあります。これが続くと、心の成長や学びへの意欲にも影響を及ぼします。

 

このように、子どもたちは常に大人から管理されている状態で日常を過ごし、小学校高学年から中学生になれば、自分たちの意思で行動したいけど、親の目がそこにあるという状況に苛まれます。

 

教育を学ぶうえで、家族や大人からすれば、勉強する事は簡単な事と思われているかもしれませんが、そこには子どもたちが抱える「メンタルの充実」が大きく左右します。

子どもたちには、子どもたちの世界があります。それを大人が認めない限り、教育とメンタルの問題はいつまでも解決しないと現場を見ながら私は思います。

 

例えば、家庭内でのコミュニケーションの改善や、学習の進め方を一緒に見直すことで、お子さまの心の負担を軽減することが可能です。私たちがサポートすることで、より健全な学びの環境を作り出す手助けができるかもしれません。お気軽にご相談いただければ幸いです。