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ご常連のヴァンパイアさんが、27歳の男性を伴ってご来店下さいました。
ウェーブのかかった豊かな髪。輝く肌艶。しわひとつない顔。
シャワーを浴びたら全身で水をはじくに違いありません。
そんな正真正銘の27歳に対して、ヴァンパイアさんはお約束のクイズを仕掛けました。
「さて、夏恵は何歳でしょうか?」
ここでちょっと言い訳をします。
私が言ったわけではありませんからね。
27歳のヤングガイがおっしゃったのです。
言わせたわけでもありません。
下記はあくまでも27歳のヤングガイの主観に基づいた個人的な意見です。
本件に関して、私は何も手を下してはおりません。本当ですよ!!!
27歳のヤングガイはおっしゃいました。
「私よりも年下に見えます。25歳くらいですか?」
とてもありがたいお言葉に対して、私は恐縮しながら申し上げました。
「若く見られて嬉しいです。実は私も27歳なんです。お客様と同い年です。平成3年生まれです!」
するとヤングガイは「同い年だったんですね!」と、心から嬉しそうに微笑みました。
その美しい笑顔を目の当たりにした瞬間、チクっと何かが私の胸に刺さりました。
だから私は思い切ってカミングアウトしようと決断いたしました。
でも、、、
昨夜はとてつもなく忙しい夜でした。
追われながら目の前のことをひとつずつこなしているうちに閉店時刻となり、
27歳の美しきヤングガイはお帰りになりました。
ヴァンパイアさんは「なっちゃん、やったね!良かったね、本当に良かったね」と本人の私よりも嬉しそうでした。
もちろん私も嬉しかったので、遠くのテーブルにいらっしゃるまつ様の処まで猛ダッシュいたしました。
そして報告いたしました。
「まつ様、大変です!聞いて下さい。わたし、わたし、、、、25歳って言われました」
「それは良かったですね」と少し困ったように微笑むまつ様でしたが、ご一緒の美女が「25歳に見えますよ」と私をけしかけるので、、、
私ったら、もう!
まつ様の日本酒を数杯ほど伝票に付け忘れてしまいました。
大変です。あまりハッスルしすぎると商売上がったりです。
というわけなので、もう仕方ありませんね。
今日からわたしは27歳です。
27歳としてまずするべきことは、、、、
干支を調べることだわ!
平成3年生まれは、、、、1991年だから、、、
ヒツジですね!
私はもともとウサギだったので(既に過去のハナシだけどね)、優しい草食動物のまんまです。
ヒツジの夏恵を今日もよろしくお願いいたします。
それでは同い年のヤングガイとのショットをupいたします。
「サインはV」とは言っちゃいけなかったかしら。
なんて反省しつつ、、今日も元気に働きます。
夜は3件のご予約を頂きました。
あと4テーブル空いています。
本日もみなさまのご来店を心よりお待ちしております。
涼しくていいきもちですね。
どうぞ素敵な火曜日をお過ごし下さいませ。
では開店します。