「寄付をすると叩かれる」みたいなことをいう人をSNS等で頻繁に見かけます。

実際そんな世の中に近付いているように感じます。


もともとそんな国だったという人もいるけれど、そんなことなかったように思ってます。

「~財団」みたいに人の名前を冠した財団をよく見かけるのですから。

人のためにお金を使う人がいて、それを非難する人に出会ったことはないですし。


そもそもネットで寄付と売名行為がセットで語られるようになりだしたのは東日本大震災の頃からだと記憶しています。

その後SNSが広まったのも要因のひとつですが、大震災の時にいろいろなことがあったのが直接の原因でしょう。


①「寄付をする」と宣言してなかなかしない人、②「寄付をした」と言って実はしてない人、③「寄付」と言いながら自分のビジネスに資金を入れただけの人…のような事例が多数見られたからですね。


そしてそう言われた人の反論が「寄付をすると叩かれる」、そしてそのフォロワー達が拡散する。

この流れを経て「日本は寄付する人を叩くから寄付の文化が育たない」ということになったのだと思ってます。


まあ、そもそも海外と比べるのは間違ってると思いますが。


他の宗教のことは詳しくないですが、キリスト教は寄付を推奨しています。だからキリスト教文化圏では寄付する文化があるわけです。

宗教を批判する人が「欧米では~」とか言っていると不思議だなと感じます。欧米の文化にはキリスト教の影響が色濃いですからね。

そんな欧米なので寄付が節税になるという背景もあるようです。


日本もみんなやっている社会的な支え合いの仕組みがあります。「税金」です。

累進課税と言う仕組みで高所得者は高い「税率」で納税しています。つまり給料の中からより高い割合で税金を払っているということです。

これって寄付と変わらないと思ってます。


話がそれましたが、

寄付する気持ちは尊いと思います。それこそSNSで承認を受けるためだとしても、それでかまわないと思ってます。

どんな心持ちで行われた寄付でもお金はお金です。被害に遭われた方々にとって役立つものです。

売名で良いから寄付がどんどん増えると良いと思います。