「いやああっ!!」


凪「満月!?」


葵「しょうがない、ひなちゃんも固まっちゃってるしねえ~お嬢さん、ちょっと部屋の外に出てもらえる?」


ミホ「・・・うん。でも大丈夫なの?」


葵「大丈夫だって、でもあんたが近づくと悪化するからやめてねー」



床に蹲る
嫌だ嫌だ嫌だ!
お願いだから私に触らないで・・・



凪「落ち着け・・・大丈夫だ」


「怖い・・・怖いよぉ」


凪「何も怖いもんなんてない。俺たちが守ってやるから」



なー君が手を握ってくれる
それで少しは落ち着いた



「なー君・・・ごめんね・自分で近づいたのに・・パニックになっちゃって」


凪「大丈夫だ。誰もきにしてねーから。逆にみんな心配してるぞ」



にっ、となー君が微笑む
そこに綾瀬ミホが帰ってきた
戻ってこなくてもいいのに
凪に連れられて、朝に居た隅に座る



凪「ここに居ろよ?」


「うんわかっ『俺は女が大っ嫌いだ!!』」



最後まで言わせてよ・・・ひな君
まぁその気持ちはとってもわかるけど
経った今、私も軽くパニックに陥ったばっかりだから
文句をしばらく言っていたがよっしーに止められしぶしぶ引き下がる



凪「まーまー落ち着けよ。とりあえずほれ、自己紹介タイムでも設けて親睦をはかろうじゃねぇかよ」



なー君が変なことを思いついたね・・



凪「俺様は凪。凪サマって呼べよ、百歩譲って凪大統領でもいいぜ。オススメは最強で最高の凪――」


ミホ「呼ばないから」


凪「ちっ、ノリわりーな。ま、与四郎は知ってんだろ。ソファーに座ってんのが6代目の千里(ちり)。そのオレンジのがひなた。で、今朝オマエを迎えにいったもう一人が葵。で最後に、その黒髪美人が、満月だ。満月はまだ中3だけど、オマエより賢い。そんでもってひなたの妹」


ミホ「わ、わかった」



なー君・・・無駄に私の説明多いよね?
しかも美人じゃないんだけど・・・



凪「ほら、テメーもちゃんと言えよ」


ミホ「うおっ!」


凪「ちんたらすんじゃねーよ」



なー君が無理やり立ち上がらせる

どうせならそのまま追い出してほしーな・・・



凪「おら、よーいどん」


ミホ「ちょ、ちょっと待とうよ」



するんならさっさとしなよ
まぁこっちは、あんたの素性なんてとっくに知ってるけどね
あー君の情報収集はすごいよ
そこらじゅうの女の人を使ってって言うのがあれだけど・・・



ミホ「じ、自己紹介って」


凪「ちんたらしてんじゃねーよ」


ミホ「あ、綾瀬ミホ16歳です!ど、どうかあたしの素性とかは・・・内緒にしてもらえると嬉しい」


凪「趣味は被害妄想って言わなくてもいいんかよ」


ミホ「いいんですうううう!」



こいつやっぱりバカだ
なんであたしより年上のくせにこんな感じなの?
・・・でも、違う。
この姿は、素なんだろうけど・・・隠してることがたくさんある
目がそういってる
目は口ほどにものを言うってね

たぶんあー君も気づいてるんだろうな・・・
私と似たような部分があるし

じっと見てるとあー君と目があった
少し笑みを浮かべる
思った通り、何か気づいたみたい



凪「とりあえずはこれでいいな」


与四郎「ひなた、コーヒー持ってこい」



よっしー残酷・・・
わざわざひな君にやらせなくてもさー
あっでも、舌打ちしながらも動いた!
偉いよひな君



ミホ「・・・な、何をしたらいいんでしょーかね。あたしは」