「高齢でもヨボヨボにならない人」は絶対に言わない…和田秀樹が警鐘「老人性うつ」になりやすい人の口グセ

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/president/bizskills/president_88149



 

では、いわゆる高齢者の人が、前述の“年齢の壁”からうまく逃げるにはどうしたらいいのでしょうか。

「ちょっとした好奇心」を大事にする。それだけでいいのです。

具体的に言うなら、「さあ、何を食べようかな」とか「ちょっと、外を歩いてこようかな」といった程度の好奇心でOKです。

こうした「ちょっとした好奇心」「前向きな気持ち」が、こころの健康の「素」になるからです。心が健康でいる限り、明るい気分を忘れることもありませんし、何よりも毎日の暮らしのなかで老け込んでしまうことはありません。

また、何を食べるにせよ、外出するにせよ、夫婦一緒でもいいし、別々でもいい。60代以降はお互い、そのときの気分に従って生きるのがいちばん。こうした毎日を過ごしていれば、後のことなど考えないですみます。

しかも、人生はまだまだ続きます。

元気でいる限り、そして気持ちの若さも失わない限り、人生には楽しいことがたくさん待ち受けているはずです。


 

そのとき、いつまでも立ち往生していないで、別のルートに切り替えられるかどうかが重要なのです。つまり、常に一本道ではなく、「そこから逃げる」ことを意識しておく必要があるのです。


 

でも、残念ながらどんなに頑張ってもそれがかなわない可能性はあります。

そんなときのために「別の人生もある」と別ルートを考えておくことは大切です。代替案を用意しておくということです。

人生で行き詰ったときに、別ルートや代替案という逃げ道があるかどうかで、立ち直り方やその後の生き方が大きく変わってくるのです。

なかには、「そんな逃げるようなことはしたくない」と思う人もいるかもしれません。

そんな方には何度でも申し上げますが、「逃げる」というのは卑怯なことでもズルいことでもなく、生きるために必要な知恵なのです。


 

ですから、これらのことを考えるのは思いつきでもあやふやでもいいのです。しっかり頭に入れておくというよりも、あくまでも頭の片隅に置いておく程度でかまいません。



「ちょっとした好奇心」


「前向きな気持ち」


「そこから逃げる」