満潮は20時近くらしい



満潮と相まって

津波の高さがより高くなることもあるらしい



「それまでは逃げた所で待っていてください!」



そう

地方NHKさんの放送がされているので満潮時の海の様子を確認してから

一旦家に戻ろうかとも思う





夫は呼び出されて

仕事場へ直行した






1台…

1台と…

駐車場に入ってくる車もまだあれば

出ていく車もぽつぽつと見受けられるようになった



寒さもあるのかもしれない


ここで一晩明かすのは大変だ



私も満潮を過ぎたら

一先ず家に戻り

様子を見て

必要ならば毛布とかを持って近くの施設に行こうかと思う






最初の揺れがあって


でも今回はスマホアラートは鳴らなかったのだが…

それでちょっと油断もしてしまったのだが…


いつものように玄関の戸を開け待機していたが


さらに物凄く大きな揺れが

今まで経験したことがないような揺れが

また来て


あまりに大きな揺れで


ぐらぐら

ぐらぐら

ずっと揺れていて


もうたまらなくなって

外に逃げた






娘が最初の揺れと同時に

地震大丈夫!?

ってラインしてくれて


私は呑気に

娘はヨーロッパに居るので

なぜわかるの?

って返していて


東京勤務や仙台勤務で

ずっと地震がわかるようにしているのだと言う




娘が浴槽に水を張って!と教えてくれて


ちょっとの合間を縫って

浴槽に水を入れに家へ入った




娘からまた

津波が来るから山へ逃げて!

と言われて…


え?

そうなの?


とぽかんとしていたら


気づけば

我が家の前の道路が

山の方へ向かう車で数珠繋ぎになっていて




これはいけない!!


怖い!!怖い!!


家に入ってコートを羽織って

大慌てで裏道から山を目指した





東日本大震災の時の津波の映像をテレビで見ていた


入院していた整形外科の病棟から見ていた


運転しながら

その映像がフラッシュバックして

前の車のあとに付きながら

早く山の上へ…

ただただそれだけだった





私が着いた時には

まだ山の上の方の駐車場はがらんががらんだったけれど


あっという間に埋め尽くされていった


道路の端に停まる車もあった




慌てふためいて

毛布も何も持ってこなかった



幸い

仕事で新聞紙を良く使うので車に常備してあって…


新聞紙で体をぐるぐる巻きにして

今は満潮が過ぎるのを待っている













そして


もう満潮を過ぎたのだけれど




さぁ


どうしよう…