でくのぼうは人間ではない。
しかし、でくのぼうは人間みたいな顔をしている。
でくのぼうは話しかけない。
僕が床につき、眠くなり始めた時に現れる。
でくのぼうはいつも悲しい顔をしている。
僕はでくのぼうを怖いとは思わない。
でくのぼうをよく見てないがいいやつだと思う。

でくのぼうは今日、泣いていた。
でくのぼうは苦しくて、苦しくて。
でくのぼうは僕に話しかける。
僕は眠いからよく聞くことができない。
でくのぼうは必死だった。
でくのぼうは部屋の隅から寄ってきた。
僕は眠気は増して、動く気がしない。
僕は怖くない。
でくのぼうはもう僕の横にいる。
僕はその時はでくのぼうの口元がよく見えた。
でくのぼうは頬に涙が伝っていた。
僕は泣かないでとささやいた。
でくのぼうは首をふった。
僕はなんでないてるのと聞いた。
でくのぼうは胸あたり手を置いた。

でくのぼうは口を動かした。
しかし、でくのぼうが何を言ってるかわからない。
僕は目を開けてるのも必死だ。
僕はでくのぼうの口を見た。