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E.T. - Wikipedia

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原題 E.T.   The Extra-Terrestrial 1982年 アメリカ (115分)

監督 スティーブン・スピルバーグ

出演 ディー・ウォレス ヘンリー・トーマス

「一人の地球外生命体E.T.が地球に取り残されて迷子になっていました。少年エリオットはE.T.と遭遇しますが、少年は心が美しく優しくE.T.と心が通じ合う親友になります。この映画はSFと言うよりはファンタジーです。SFと言うには科学的に説明のつかないことだらけで、その説明のつかない部分を『宇宙人だから特殊な能力がある、その宇宙人には信じられない位の科学や機械の知識がある』と宇宙人を設定して解決しています。でも、特殊な能力を持った可愛らしい宇宙人と地球の優しい子どもたちとの心の交流を描いた物語で、ファンタジーです」

第55回アカデミー賞作曲賞/視覚効果賞/音響賞/音響効果編集賞 

 

(物語)宇宙人は一人、二人と数えます。物語はハロウィンが間近い時に始まります。画面いっぱいに星が広がり、森に10階建て位のビル、横幅30メートル位の小さな宇宙船が着陸しています。宇宙船のあちこちには窓らしきものがあって明りがついています。丸い照明灯が辺りを照らし出しています。草むらに大きな赤いガラス玉のようなものがいくつも点滅していますが、それは宇宙人の透けて見える心臓の鼓動です。その宇宙船からの光の中で宇宙人が植物を採取しています。

 宇宙人と植物には特別なつながりがあります。宇宙人が元気だと宇宙人の傍にある花も咲き誇ります。主人公のE.T.が元気がなくなると花はしおれます。E.T.が元気になると、うなだれていた植物の茎はしゃんとしてまっすぐになり、花が咲きます。

 E.T.が小さな20センチほどの植物を根付きで採取しました。E.T.が森を歩いてゆくと、そこは高台で、遥か下に碁盤の目のように電気がついて綺麗に整備された街並みが見えます。E.T.がその美しさにびっくりしていると、騒々しく数台の自動車が林を踏みつぶして侵入してきました。ヘッドライトが煌々とまぶしいです。自動車から何人も人間が降りてきて懐中電灯で森を照らし、歩いてきます。宇宙船の着陸を知り、大慌てでやってきて宇宙船を探しているのです。E.T.はその場から逃げます。

 宇宙船の入口は開いていて、一人の宇宙人が立って、まだ帰らない宇宙人を待っています。

E.T.は逃げ回っていて、宇宙船へ還れません。

 草むらからいくつもの赤い光が消え、宇宙船は入り口を閉めました。そして飛び立っていってしまいました。まだ宇宙人E.T.が一人取り残されているのにです。宇宙船に戻れなかったE.T.は胸を赤く点滅させながらまだ森の中を歩いています。懐中電灯を持つ何人もの人間が宇宙船を見送り、その後、森の捜索に入りました。E.T.は見つからないように茂みの隠れ場所を変えながら人間の住む町へ入っていきました。

 少年エリオットの家では遊びに興じている兄とその友人数人からピザをとってくるようにとエリオットは言われました。家の前で配達のピザを受け取り、家に戻る途中で物置で物音がします。犬だと思い、犬の名を呼びながら物置に近づきますが、犬は出てきません。おかしいのでそこにあったボールを物置の中に投げ入れて、何かいるのか確かめます。すると、物置の中から投げたボールが投げ返されてきました。びっくりしたエリオットは不審者がいると思い、叫びながら家の中へ入り「物置に誰かいる」と言います。少年たちとエリオットの母親が物置を見に行きます。床についた足跡を見て、

「コヨーテだよ」と、エリオットの兄が言います。

 その日の深夜、眠れないエリオットは懐中電灯を持って外へ出ます。不審な物音が気になったのです。地面には足跡がいくつもついていて、その足跡がすぐそばの茂みに向かっています。灯りを照らしながら丈の高い草をかき分けていくと、光の中に見たこともない変な形で頭でっかちの変な顔をした宇宙人が突如、懐中電灯の光の中に浮かびあがります。エリオットは叫び声を上げます。宇宙人もびっくりして目を大きく見開いて、低い声で叫びます。宇宙人は低いうなり声のような声を出して逃げます。それがE.T.の叫び声でした。ゴミが散乱していたので宇宙人の逃げた方向がわかります。

 次の日、少年は宇宙人の逃げた草むらのあちこちにお菓子を蒔きます。宇宙人がお腹を空かせていると考えたからです。夕食時の話題はやはり宇宙人です。

「ハロウィンの時は、お前が見た怪獣になれよ」と兄がエリオットをからかいます。

「本当に見たんだ」

「下水道から逃げたワニだよ」「大トカゲだよ」とか兄がいいます。

「あなたが想像したのかも」と母親が言い、「そうだよ」と妹が笑います。

「本当に見たんだ」

「妖精かも、どこかのヘンタイかも」とか言って、誰も信用してくれません。

「今度それを見たら誰かに始末を頼むのよ」と母。

「犬を捕まえる人に怪獣捕まえてって頼むの?」と妹。

E.T.がこの家族の一人一人と出会い、少年たちとの冒険が始まるまでにはまだまだです。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
(放送予定が訪れない見たい映画はU-NEXT、prime video等のご活用をお勧めします)
放送日 時間 タイトル 放送チャンネル ブログ掲載日
6月20日 13:00 ミッドナイトラン NHKBS 24.6.17
6月24日 13:00 E.T. NHKBS 24.6.19
6月25日 13:00 カサブランカ NHKBS 23.9.26
6月27日 13:00 特攻大作戦 NHKBS 23.11.16
6月27日 13:40 ダンテズ・ピーク 12チャ 22.10.26