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ナバロンの要塞 (映画) - Wikipedia

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原題 The Guns of Navarone 1961年 米英(157分) 監督 J・リー・トンプソン

出演 グレゴリー・ペック デヴィッド・ニーヴン アンソニー・クイン

「地の利を得て、海上や陸から、空からも破壊することが困難な巨砲が2門、ナバロンの要塞の中に設置されています。 

 トルコとギリシャの間には海峡があり、そこを通って地中海から黒海へ抜けます。その海峡の間にロドス島、バロス島、ケロス島などたくさんの島があり、古代ギリシャの遺跡もたくさんあります。そのケロス島に英軍の軍隊が2000名孤立しました。助けるためにはその海峡を通らなければなりませんが、そこにナバロン島があり、レーダーで海上を抜ける戦艦に照準を合わせています。それが当たれば一発で戦艦は破壊・沈没します。しかもそこにはドイツ軍の要塞守備部隊、砲弾発射要員と500人を超える兵士が戦闘態勢で待機しています。海からの断崖を100メートル以上登る以外にナバロンの巨砲要塞に近づく道はありません。『ナバロンの要塞を6日以内に爆破せよ』との命令を受けた6人が登り始めます」

第34回 アカデミー賞 特殊効果賞  第19回ゴールデングローブ賞 作品賞

 

(物語)「1943年第2次世界大戦中に英軍将兵2000名がケロス島に孤立、1週間後に全滅の危機にさらされた。ドイツが中立国トルコを味方に引き入れるため示威作戦の目標にしたのである。ケロス島の軍事的価値は小さいが、トルコと目と鼻の距離だった。圧倒的なドイツ軍精鋭が殺到する前にケロス島の英軍部隊は撤退するしかない。だが、島へ向かう水路はナバロン島の要塞砲に制圧されていた。新型レーダー照準の巨砲である。連合軍は敵の作戦を1週間前に察知した。続く6日間の出来事がこの映画に描かれる」のタイトルバックに、岬の洞穴のような外からの攻撃不可能な場所に設置された巨砲が火を噴き、船に命中し、船は半分に折れて沈没します。 

 「第1日 木曜 午前2時 中東 連合国空軍基地」。キース・マロリー大尉(グレゴリー・ペック)が到着して「敵は君の首に1万ポンド懸けたそうだ」とその基地の上官が彼の功績をほめたたえる言葉で出迎えます。そのまま作戦会議へ出席します。20人程の汚れた兵隊が彼に状況を報告します。ナバロン担当空軍の編隊長が説明します。

「ご覧の通りひどい目に遇いました。怖いんじゃないんです。行けと言われれば何度でも行きます。でも、こんな作戦を考えた奴も一緒に行って、高度1万フィート(約3050メートル)の上空から突き落としたいですね。パラシュートはつけますけど。あそこは空からじゃ無理です。今日も18人死にました。いくら重要な場所でも、我らの命も重要です。第一崖の上にある古い要塞で、崖は出っ張ってます。大砲がある洞窟なんか見えません。そして我々には崖を吹っ飛ばすほど強力な爆弾がない。以上です。」

 基地の上官二人がマロリーを説得します。「君に頼むしかない。君はギリシャ語とドイツ語が話せる上に、サバイバル人間だ。それに登山家としても世界一だった。ナバロンからの報告で、敵の歩哨がいないのは南の断崖だけとわかった。400フィート(約122メートル)あるから誰も登れない。君以外はね」

 マロリーは引き受けますが、断崖の写真を見て、もう5年も断崖を含む登山をしてないので、自信がありません。しかも夜に登るのです。でも彼しかいないし、この作戦は2000人のイギリス軍人の命がかかっているのでやらざるを得ないです。上官はマロリーに一緒に行動するメンバーを紹介します。 

「アンドレア・スタブロス大佐(アンソニー・クイン)」経験、能力共に抜群の、しかも運がいい人間です。「ミラー教授」(伍長、デビッド・ニーヴン)化学の教授で火薬関係の天才、トブルクでロンメルの司令部を爆破した実績があります。「ブラウン」(一等兵、スタンリー・ベイカー)は機械いじりの天才でエンジンも無線機も直せます。それにスペインでナイフ使いも覚えました。「スピロ・パパデモス」(ジェームズ・ダーレン)殺し屋です。彼の父はナバロンの抵抗組織の首領です。もう一人は今一緒にいる「ロイ・フランクリン少佐」(アンソニー・クエイル)です。「火曜の夜中には救出の駆逐艦6隻が行く。それまでに要塞を爆破しておいてくれ」と上司は命令します。

 彼が去った後で、部下と上司が話します。「成功しますかね?」『正直なところ、可能性はゼロだ、島の近くへも行けまい。惜しい連中だが、戦争だから仕方ないだろう。俺の決定でなくてよかった。私は単なる仲介だ。しかし無事に戻る事だってある。人間は急場で馬鹿力を出すもんだ。知恵と勇気と犠牲的精神、それが平和のために発揮できたら、安上がりなのに』「ユニークなお考えですね。まるで哲学者のような」『部下を死地に追いやる哲学さ』

 「第1日 木曜 午後6時」ギリシャ軍の大佐ベイカーと言う軍人が彼ら6人を連れてきます。作戦作成のために与えられた部屋で、地図の上で行動を確認している時に、アンドレア大佐が「別の道を知ってる」と地図に印をつける振りをして「話を続けろ」とのメモを見せます。その部屋の会話は扉の外で聞き耳を立てられていました。聞き耳を立てていたのは、そこへ働きに来ていた洗濯係です。勿論捕まえますが、ギリシャ軍大佐は「彼がそんなことするわけがない」と言います。「1週間監禁しておいてくれ」とお願いしますが、「その必要はない」と拒否されます。殺し屋パパデモスとフランクリン少佐はその洗濯係とギリシャ軍大佐に銃口を向けて、一触即発の銃撃戦の手前まで緊迫します。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月20日 19:30 たそがれ清兵衛 BS12 24.3.15
3月20日 13:00 「8日目の蝉」 NHKBS 24.3.18
3月22日 13:00 「ナバロンの要塞」 NHKBS 24.3.20
3月26日 13:40 交渉人 東京12チャンネル 24.3.21
3月27日 19:30 おとうと BS12 24.3.22
3月27日 13:00 「ハドソン川の奇跡」 NHKBS 24.1.9
3月29日 13:40 fフライト・ゲーム」 東京12チャンネル 20.9.1
             
映画専門チャンネルの近日放映の推薦作品(気がついたもののみです)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月22日 6:00 トム・ホーン ザ。シネマ 24.3.19
3月23日 10:00 アンストッパブル ザ・シネマ 23.10.18
3月23日 17:00 戦場のピアニスト WOWOWプラス 23.9.14
3月24日 3:30 マデイソン郡の橋 ザ・シネマ 23.10.20
3月25日 1:30 グラン・トリノ ザ・シネマ 24.1.3