トム・ホーン||洋画専門チャンネル ザ・シネマ (thecinema.jp)

トム・ホーン (映画) - Wikipedia

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原題 Tom Horn 1980年 アメリカ 監督 ウィリアム・ウィアード

製作・主演 スティーブ・マックィーン 共演 リンダ・エバンス

「1900年頃、まだ西部の町は小さく、保安官はいましたが、制度としてすべての犯罪を取り締まれるレベルまでにはなっていませんでした。トム・ホーン(スティーブ・マックィーン)はアパッチ族の酋長ジェロニモを捕らえた有名なガンマン、牛泥棒に悩まされていた牧場主に牛泥棒を追って、撃ち殺してもよいと雇われます。馬のあしらいに慣れて、射撃の腕前も高く、今まで一人で西部で生きてきたトム・ホーンにとって牛泥棒の始末は簡単でした。しかし、牛泥棒が概ね片付いた後のことです。彼の銃と同じ口径のライフルで、彼ぐらいしか命中させられない距離で無実の15歳の若者が射殺されました」

 

(物語)実在の人物の事実に基づく物語です。「トム・ホーンは無法の西部で育った。牧童から駅馬車や要人の警護を経て、ルーズベルトの義勇騎兵隊に参加。アパッチとの戦いでは、敵の大物ジェロニモを捕らえて名を挙げた。そして1901年、ワイオミングに流れてきた。」

 トム・ホーン(スティーブ・マックィーン)がたった一人で馬と共に広大な平原をじっと眺めています。そして、建物が10棟ぐらいしかない小さな西部の町へ馬で入ってきます。

 馬小屋へ馬を預けにきます。トムは「いくら?」とたずねます。「24セント、現金で」との答えです。トムは馬具を直しながら「他の馬と離してくれ。それが無難だ。蹴って殺してしまう。体をひねってけりまくる」と言います。「割り増しだ―――なんで、そんな馬を」と馬小屋の主が聞きます。「役に立つからさ。姑を乗っけて山の中へ入って、戻ってくるなと言えば戻ってこない。」トムはこの馬を自分を守ってくれる馬と信じています。馬小屋の主がトムに「荷物はどうした?」と聞くと、「馬と一緒だ。殺されてもいいなら、盗めばいい」と言います。

 トムが入る酒場の入口に「ジム・コーベット興行ツアー」と看板のかかった荷馬車があります。中ではその一行がジムをほめちぎって8人程で酒を酌み交わしています。入ってきたトムに「次の世界ヘビー級王者ジム・コーベットに乾杯しろ」と言ってきます。トムは「試合前ならまだ王者じゃない。他の者に乾杯しよう。酋長ジェロニモだ。大した男だ」と言います。店のカウンターの壁の上に「酋長ジェロニモ」が銃を持った写真が飾ってありました。ジムの取り巻きはかちんときます。「バカ言うな、新聞を読め、やつはブタ箱にいる。ジェロニモがジム・コーベットに匹敵するというのか?」「ジェロニモは大人物だ。コーベットは彼の足元にも及ばん」とのトムの言葉にジムの一団が全員立ち上がります。ジムが名前を聞いてきたので、「トム・ホーン」と答えます。この名前は有名で知らない人はいません。ジェロニモを捕まえた人間の名前でした。

 「世界王者になる人間にそんな口をきくのか、我慢ならん」とトムが拳銃を持っていないので、素手で決着をつけようとジムが言います。するとトムは「まだ、なってもいないのにバカか」と言い放ちます。「お前、後悔するぞ!」とジムがすり寄ります。トムが「勝てば、おれが世界王者か?」と聞きます。「無理だ」とジム。「そんな奴と何で闘う?酒場でやったらプロの名に傷がつく。やめときな」とトムはいなします。

 その時に酒場にはこの地で暮らす2人の紳士然とした男がいて「本物のホーンか?」「そうらしい、度胸がある」と感心しています。が、「自殺行為だ」と一人が言います。酒場の外で殴り合いが始まります。

 馬小屋に先ほどの酒場の紳士がトムを訪ねてやってきます。すっかりジムに打ちのめされたトムは自分の馬の足元に横たわっています。やって来た紳士ジョン・コーブルはこの辺の牧場主です。馬の防御柵の外で『聞こえるか?傷はどうだ』とトムに尋ねます。トムは「大したことはない。おれに構うな。あんたも新聞記者か?」『いや、違う。あんたは本当にトム・ホーンか?』「ああ、そうだ」『今じゃ、この辺りの田舎者もみんなスーツを着込んでいるが、君のような人が体を張ったから平和になったのに』「おれは何とも思ってない」『まず、おれの牧場で養生してくれ。それから仕事を頼みたい』と言います。

 コーブルの牧場へ二人で行く途中に「ブラウンズホール」という水飲み場があります。そこでは6人の男が牛を囲っていましたが、牧場主のコーブルはトムに「あの囲われた中の何頭かはうちの牛だ」と言います。その6人は牛泥棒なのです。平気で「牛を買わないか?」とジョンに言ってきます。そのうちの一人が銃でコーブルの足元を撃って、からかってきたので、トムは銃を出して、からかった奴の足元を撃ち抜きます。残りは立ち尽くします。

 コーブルは「牛泥棒を解決してくれ。任せる。どんな手段を使ってもいい。牧場主組合全員が100%支持する」と言います。トムは「あなたを信じよう」と答えます。トムは射撃の腕前はほとんど100発100中、ロープ捌きは誰よりもうまいのでした。組合のパーティに招待されます。数名の有力牧場主の前で「アパッチの戦いで名を馳せた、伝説の男、トム・ホーンです」と紹介されます。テーブルにはロブスターが出ますが、トムは見たこともない食べ物で「虫の化け物だ」と言います。そこにはその地で小学校の教師をしている女性、グレンドレーネ(リンダ・エバンズ)もいて、お互いに惹かれます。とにかく、トムは利用価値のある男として迎え入れられました。

 牛泥棒、牧草地を荒らす羊飼い、雪、狼などの問題を聞かされます。連邦保安官のベルもやってきて、二人で話をします。ベルが「君が南部でやってたことを私は北部で―――君も私も人間狩りをしていた」と言うと「昔のことだ」とトムは答えます。「君なら牛泥棒を始末する位は朝飯前だろう。牛泥棒は法廷で裁く。だが、君の性分ではその場で撃つだろう。組合はすべて君の判断に任せるつもりだ。殺してもいいと思ってるから、困るのだ」

「連邦保安官と殺し屋はどう違うのだ?」「給料を保証されている」と彼はいいます。

 この後、トムは牛泥棒の現場を見つけ、執拗に追いかけ、次から次へと射殺していきます。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月20日 19:30 たそがれ清兵衛 BS12 24.3.15
3月20日 13:00 「8日目の蝉」 NHKBS 24.3.18
3月22日 13:00 「ナバロンの要塞」 NHKBS 24.3.20
3月26日 13:40 交渉人 東京12チャンネル 24.3.21
3月27日 19:30 おとうと BS12 24.3.22
3月27日 13:00 「ハドソン川の奇跡」 NHKBS 24.1.9
3月29日 13:40 fフライト・ゲーム」 東京12チャンネル 20.9.1
             
映画専門チャンネルの近日放映の推薦作品(気がついたもののみです)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月22日 6:00 トム・ホーン ザ。シネマ 24.3.19
3月23日 10:00 アンストッパブル ザ・シネマ 23.10.18
3月23日 17:00 戦場のピアニスト WOWOWプラス 23.9.14
3月24日 3:30 マデイソン郡の橋 ザ・シネマ 23.10.20
3月25日 1:30 グラン・トリノ ザ・シネマ 24.1.3