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フィラデルフィア (映画) - Wikipedia

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原題 Philadelphia 1993年 アメリカ (125分)監督 ジョナサン・デミ

出演 トム・ハンクス デンゼル・ワシントン ジェイソン・ロバーズ 

「フィラデルフィアで有名な名門法律事務所に勤める弁護士アンディ(トム・ハンクス)は同性愛者です。彼はエイズの症状であるシミが額にできました。時を同じくして、彼は事務所から重要な訴訟を任されました。しかし、その提出期限直前に提訴のための書類が、置いたはずの提出担当者の机の上になく、書類のファイルもパソコンの中にありませんでした。彼はその書類の扱いのミスを問われ、解雇されます。アンディは不当解雇だとして、提訴したいのですが、引き受けてくれる弁護士を見つけるまでに9人の弁護士に断られました。」

アカデミー賞主演男優賞(トム・ハンクス)

 

(物語)フィラデルフィア。有名な法律事務所に勤務する弁護士のアンドリュー・ベケット(通称アンディ)(トム・ハンクス)と個人弁護士のジョー・ミラー(デンゼル・ワシントン)が判事を前に主張しあっています。ケンドール建設が引き起こす「騒音問題」「有害なチリ問題」等で建設中止の訴訟をジョーが起こしました。一方、アンディ弁護士は「建築を中止にした場合の労働者の失職問題」を主張しました。「建設による損害は認められない」と判事は言い、アンディ弁護士が勝ちます。アンディの勝利は所属する法律事務所で高く評価されました。 

 今日はアンディが受けた血液検査の結果を聞く日です。待合室です。その病院には顔にシミが出ている人、異常に痩せている人がたくさんいて、その人たちの横に座ってアンディも順番を待ちながら、携帯用のパソコンで仕事をしていました。検査結果に異常はありませんでした。

 弁護士事務所へ戻ったアンディは建設訴訟の勝利でお祝いを言われ、評価され、自信満々でした。次から次への業務に、アシスタントの女性にてきぱきと指示を出します。母親に電話します。母親はアンディの健康状態を心配して聞いてきます。「元気だ。先生の話では健康状態良し、血液検査は良好、T細胞も安定、血小板もいい」と聞いて、安心します。

 その日の午後10時15分。事務所で書類作成中のアンディが社長に呼ばれます。ハイライン社とサンダー社の争いの話題ですが、「反トラスト訴訟か?」と社長が聞くと、アンディは『そうですが、それだけではない。サンダー社はハイライン社のプログラムをコピーした。これは著作権侵害の問題も含んでます』と答えます。「どちらに勝たせたい?私がサンダー社の会長と友達だからって遠慮はいらんよ」『ハイライン社に』とアンディは答えます。「なぜだね?」『サンダー社が勝てば、若いやる気のある会社がつぶされます。サンダー社のような横暴を防ぐために反トラスト法や著作権法がある』とアンディの結論です。そこには他の重役も3人いました。重役たちの間ではアンディがこの裁判のハイライン社の弁護士にふさわしいとの結論になります。「ハイライン社の弁護をこの法律事務所が引き受け、担当はアンディ」と社長は言います。続けて、社長から「今、上級弁護士にアンディは昇進した」と告げられます。アンディは上級弁護士に昇進し、しかも新しい重要な裁判の担当に抜擢されたので大喜びです。準備は10日と言われます。その時、重役の一人がアンディの額のシミに気がつき「どうした?」と聞きます。アンディは「ラケットボールでぶつけた」と答えます。アンディが社長に「僕の能力を信じていただいてありがとうございます」「根拠もなく君を信じるわけではない。君の能力は証明済みだ」との社長の言葉です。

 その9日後。アンディはこの訴訟の原稿を仕上げ、それを担当者ジェミーの机の上に束ねて置きました。額のシミは頬にももう一つできていました。アンディはそのシミを隠すために友人たちのいる場所で美粧をします。彼は法律事務所を病気で4日休みました。そのシミの隠し方の美粧の仕方を教えてもらっている時に、アンディは耐えられない腹痛に襲われ、激しい下痢を起こします。そのアンディの様子を見て、その場にいた女性が「私のいとこもああだったわ」と言います。シミと下痢がその病気の症状でした。

 アンディはすぐに病院へ運ばれます。血液検査と検便をするように指示されましたが、もう便は出ません。彼の担当医は休んでいて、診察した臨時の医師は「内視鏡で腸内を見たい」と言いますが、アンディと駆けつけた友人のミゲール・アルヴァレス(アントニオ・バンデラス)はそこまでの必要性を感じません。「カポジ肉腫が下痢の原因かを調べなければ」と言う医師に、「寄生虫」「AZTの副作用かも」と言い、「他に下痢の原因となるものの可能性がある限り内視なんてダメだ」とミゲールは強く反対します。結局、内視の検査はしませんでした。

 そんな体調のアンディに事務所から3度も電話があります。事務所ではハイライン社の訴状の裁判所への提出を任されていたジェミーがパニックになっていました。アンディがジェミーの机の上に置いた訴状が見つからないと言うのです。パソコンにも訴状のファイルはありませんでした。訴状提出の締め切り75分前です。その時、彼の首にはシミがもう一つ増えていました。アンディもこの事態が信じられませんが、心の中で「どんな問題にも解決策はある」と自分に言い聞かせます。

 1カ月と1週間後です。ケンドール建設の問題で争ったジョー弁護士事務所にアンディが訪れ、自分の「弁護士事務所からの不当解雇」の弁護の依頼にやってきました。帽子を被って、判事の前で会ったアンディとは別人です。握手して、「その顔は?」とたずねると、アンディは「私はエイズだ」と答えます。ジョーは握手した手を咄嗟に放します。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月3日 19:00 フラガール  BS12  24.2.28
3月6日 13:00 フィラデルフィア  NHKBS  24.3.1
             
映画専門チャンネルの近日放映の推薦作品(気がついたもののみです)
3月2日 13:30 マネ―ボール ザ・シネマ 23.6.19
3月2日 16:00 冬の華 WOWOWプラス 24.1.2
3月2日 21:00 八甲田山 WOWOWプラス 24.2.6
3月3日 23:00 それでも夜は明ける WOWOWプラス 24.2.29
3月3日 18:15 グリーンブック ザ・シネマ 23.5.30
3月3日 12:00 運び屋(2018) ザ・シネマ 21.9.4
3月4日 23:00 ミスティック・リバー ザ・シネマ 24.2.15
3月4日 1:30 WOWOWプラス 22.4.4
3月5日 14:45 テルマ&ルイーズ ザ・シネマ 23.1.26