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フューリー (2014年の映画) - Wikipedia

 

 

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原題 Fury 2014年 アメリカ(134分) 監督・脚本 デヴィッド・エアー

出演 ブラッド・ピット シャイア・ラブーフ ローガン・ラーマン

「『フューリー』と言う名のついた戦車の隊長はドン・コリアー(ブラッド・ピット)です。歴戦の勇士で、彼についていけば生き残れると言われています。戦車に密着した戦争です。砲弾も銃弾も手榴弾も目の前で炸裂し、敵兵も味方も次から次へと戦死していきます。戦車一台でどこまで戦えるのか。Dディ後のドイツへ進行するアメリカ軍の戦車、味方がやられて最後の一台になっても『その道を塞ぎ、敵兵を通すな』のミッションを遂行します」

 

(物語)「第二次世界大戦中、米軍戦車は武装、装甲とも独軍戦車より劣っていた。米軍戦車乗員は強大な敵戦車に撃破され、苦戦していた。1945年4月、連合軍はナチス・ドイツ心臓部に侵攻、激しい抵抗にあっていた。ヒトラーは『総力戦』を宣言、全国民を兵として動員した。男、女、子供を問わずーーー」

 一頭の白馬に跨り、戦闘が終わった戦地を視察に来たドイツ軍将校をドン・コリアー一等軍曹(ブラッド・ピット)が戦車の上からとびかかり、ナイフでめった刺しにします。ドンが自分の戦車・「フューリー」に戻ると、中で兵士3人が内部を修理しています。

 「フューリー」が駐屯地に戻ります。そこは兵士であふれています。「生きてたのか?」「よく戻れたな!」とお互いに挨拶をしています。「フューリー」の中から戦死した副操縦士の遺体が運び出されます。ドンは次の任務に備えるようにと、弾薬と食糧、水と燃料を調達してくるように仲間に言います。装備の修理も頼みます。

 「フューリー」に若いノーマン・エリソン2等兵(ノーマン・ラーガン)が新しい副操縦士として配置されます。あまりに頼りなく経験不足なのがすぐにわかる人物なのでドンは「いや違う、お前じゃない。ふざけんな!誰の命令だ!」と、ノーマンの弁明「私が配属を命じられました」を受けつけられません。彼では戦えないと直感でわかるのです。ノーマンは8週間前の入隊でした。「他に兵士がいないのだ」と諦めて、「あれが家だ」と戦車「フューリー」を差します。「命令に従え、誰とも親しくなるな」と言います。戦車の周りで作業をしている3人にノーマンは自己紹介をします。彼は「前線はどこですか?」と尋ねます。「四方八方だ。ドイツ兵に囲まれている」 

 一人がノーマンのバッグから本を出します。大切にしているもので、すぐに取り返そうとしますが、返してくれません。「タバコを吸わない」と言ったら、「カス野郎!」とののしられます。ノーマンが「戦車の中も見たことがありません。僕はタイピストです。第5軍団司令部に配置予定がここに変わりました。手違いがありました」と報告します。「軍に手違いがあるわけねえ」と言われます。何を言ってもおちょくられ、馬鹿にされました。信仰について聞かれました。宗派などを尋ねられて、最後に「救われたか?」と聞かれます。「洗礼は受けました」と答えます。「答えになってない」と言われますが、「救われました」と答えることはできません。すると、先輩格の兵士は「いいさ、今にわかるさ」「何がわかるのですか」と、ノーマンが訊くと、「人間のむごくて、ひどい行いがさ」とその兵士は言います。ノーマンが先輩兵士に言われて、「フューリー」の中を掃除していると、目の前に手の甲の千切れた肉片があります。彼は外へ飛び出して、腹ばいになり吐きます。頭を起こすとトラックが目の前を通り過ぎて行きます。荷台には死体が山と積まれていました。

 「5輌出て、戻ったのは1輌、俺たち勝てるのかな?」「過ぎた戦闘は忘れろよ。次のことだけ考えろ」との議論の間に、捕らえられたドイツのSS(親衛隊)が数人に連れられてきます。軍曹のドンがつかみかかります。戦友がSSにたくさん殺されているのです。その恨みです。

 小隊は戦闘の度に何輌かの戦車が破壊され、小隊長も戦死するので再編成されます。ドンは第3小隊の残った1輌でした。ドンは新しく編成された小隊の隊長に任命されます。「敵国内、気を抜くな!第2機甲師団より」との立て看板があります。その横を戦車が通り過ぎていきますが、反対側は避難民が集団でとぼとぼと歩いてきます。「妙な動きをする奴は撃て、巻き添えは気にするな」と「フューリー」のてっぺんで機関銃の引き金を持つ新人・ノーマンに命じます。避難民の中には美しい若い女性も歩いてきます。隣にいて同じく機関銃の引き金に指をかけている先輩兵士が「あんなに綺麗な女でもチョコバー1本でやれるぜ」と言います。「ありえません」とノーマンは応じます。「ありえない?!あるさ!タバコ4本でやれるさ」と他の「フューリー」の仲間も言います。「無視しろ、悪に染まるな、イエスが嘆くぞ」と他の兵士。「殺せ!だが、やるな、聖書の一節だ」と、ドンが言います。

 進んで行くと草と木立の密集した中にノーマンはドイツ兵とおぼしき兵士を見つけます。が、撃てません。まだ少年だったのです。ですが、その木立の中のドイツ兵が一斉に機銃攻撃をしかけてきます。その攻撃がノーマンの後ろをやって来た戦車に命中し、火災を起こします。火だるまになった兵士が戦車から飛び出します。その苦しさに兵士は自分の頭を自分の銃で撃ち抜きます。ノーマンが初めて見た戦闘の恐怖でした。ドンが「フューリー」の上で見ていたノーマンを掴みます。「なぜ撃たなかった」「子どもだったから」「ガキの仕業を見ろ!―――見ろ!お前のせいだぞ。お前の責任だ。武器を持つドイツ人はぶっ殺せ!おっぱいつかむ赤ん坊も撃ち殺せ!」「はい、軍曹」ノーマンが本当に戦える兵士に育つにはまだいくつかの厳しい戦闘を経験しなければなりません。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
2月22日 13:40 「博士の愛した数式」 東京12チャンネル 24.2.20
2月24日 19:00 96時間 BS12 24.2.21
2月26日 13:40 「フューリー」 東京12チャンネル 24.2.22
2月27日 13:40 「依頼人」 東京12チャンネル 24.2.23
2月28日 13:40 エイリアン 東京12チャンネル 23.11.1