再放送 24年2月26日(月)19:00~ ザ・シネマ

 

フレンチ・コネクション||洋画専門チャンネル ザ・シネマ (thecinema.jp)

フレンチ・コネクション - Wikipedia

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原題 The French Connection 1971年 アメリカ (104分)

監督 ウィリアム・フリードキン

出演 ジーン・ハックマン ロイ・シャイダー フェルナンド・レイ

「ニューヨーク市警察本部薬物対策課の通称『ポパイ』ことドイル刑事(ジーン・ハックマン)の麻薬捜査、犯人逮捕に至る執念には底知れぬ恐ろしさがあります。フレンチ・コネクションのボスはドイル刑事の恐ろしさを知っています。殺し屋が来ます。しかし、殺し屋はドイル刑事殺害を失敗します。今度はドイル刑事が殺し屋を許しません。殺し屋は地下鉄に乗ります。ドイル刑事が追いますが、発車してしまいます。ドイル刑事は地下鉄の高架下を自動車で追います。走る地下鉄を自動車で追います。どこまでも追いかけます。犯人も必死です。運転手に停止を許しません。でも、ドイル刑事は絶対に逃がしません」

第44回アカデミー賞 監督賞 作品賞 主演男優賞 脚本賞 編集賞 5部門受賞

 

(物語)フランスの港湾都市、マルセーユ。茶色のジャンバーの中年の男がパンをかじりながら引き戸を開けて出てきます。刑事です。男(フェルナンド・レイ)を尾けています。刑事は悟られないように慎重に尾けています。尾けられている男も慎重です。男(刑事)はカフェの外に座り、賑やかなマルセーユの街の人の流れを観察し、見張っています。男(刑事)はコート姿に変わり、狭い道を入った古い自分のアパートに帰ります。入口の郵便受けを見ていると、通路の3メートル程奥にいた男に銃口を向けられているのに気がつきます。その時には、弾丸が男(刑事)の喉元に命中し、男(刑事)は吹き飛びます。

 ニューヨークのブルックリン。ニューヨーク市警察本部薬物対策課の通称「ポパイ」ことドイル刑事(ジーン・ハックマン)がサンタクロースの衣装を着て、子どもたちの相手をしています。もう一人の刑事、通称「クラウディ」ことルソー刑事(ロイ・シャイダー)が街頭販売をしています。突然、ルソー刑事が鍋物の道具を置いて酒場に入ります。店内を見回して、奥のドアに行き、ドアの近くにいた男に「立て!」と命じます。これは刑事の行動だと誰にでも分かるものなので、男は立ち、手を上げます。ルソー刑事は男を戸を開けて奥へ入れて、戸を閉めます。すると、カウンターの中にいたバーテンが慌てて逃げ出し、外へ出ます。ルソー刑事は酒場をかき分けて、バーテンを追って外へ出ます。

 外へ逃げたバーテンをサンタクロース姿のドイル刑事とルソー刑事が追いかけます。男はナイフを持っていてルソー刑事は手を少し斬られますが、刑事二人は男を追い詰め、捕まえます。何もない廃墟へ男は連れていかれ、ドイル刑事は男を殴り、蹴ります。「俺が吐かせる!」と言うドイル刑事をルソー刑事は抑えるのに必死です。ドイル刑事は麻薬のコネクション(販売組織)に異常なまでの執着と敵意があります。捜査対象者が傷ついても、たとえ死んでも、捜査、麻薬のコネクション撲滅のためなら仕方ないと考える刑事です。 

 ルソー刑事が「任せろ」と言いますが、ドイル刑事は黙っていられません。「卸元は誰だ?いつ仕入れた?コネクションは?理髪師のジョーか?そうだろ?ジョーの名字は何だ」二人で交互に怒鳴りつけます。バーテンは震えが止まりません。『125番街の店の上に住んでる』「通りの北か、南か?」『知らねえよ』「足の指をつまんだろ?」『何の話だ』「手で足の指をつまんだろ?」男は『うん』と答えるしか許されません。「おまけに相棒の腕を斬りやがって。麻薬所持と足の指をつまんだ罪で逮捕だ」とドイル刑事は怒鳴りつけます。

 男を警察へ引き連れて一仕事終えた後ですが、腕を怪我したルソー刑事を「帰りに一杯どうだ?」とドイル刑事が誘います。ルソー刑事は怪我しているし、疲れているので行きたくなさそうでしたが、二人ははやっているバーへ行きます。ドイル刑事には目的がありました。 

 ドイル刑事はカウンターで店内を見回し、男4人、女4人で飲んでいる席に注目します。カウンターに座っているルソー刑事に「隅のテーブルに麻薬デイーラ―が二人、縞シャツの男もだ。見覚えがある」と言います。「もう一人はヤミの宝くじ売りだ」とルソー刑事が言います。もう一人きます。「今来た奴は通称『ユダヤ・ラッキー』、囚人服脱ぐと別人だな。悪が勢揃いだな」とドイル刑事。その集団の中にお札を盛んにそれぞれの人間に渡している者がいます。ドイル刑事は「気前がいい。尾けてみるとするか?」とルソー刑事に言います。「お遊びさ」。

 お札を渡していた男は尾行されていることに気がつきません。みんなと別れた後、高級車でイタリア人街に向かいます。ドイル刑事は男の車のナンバーは暗記しました。男はその後、自動車のトランクからアタッシュケースを出してある店に届けます。その店からは何も持って出ません。でも、かなり走った路上駐車の車が並んでいる場所で今まで乗っていたダークブルーの車から白い車に乗り換えます。そして次の場所、マガジンとサンドイッチの店の「サルとアンジーの店」へ走ります。その店の前で、白い車のトランクから新聞の束を二束降ろして、店の前に置きます。その新聞の束はその店の夫婦がほどいて、新聞一部づつを広げて、その中に何かを入れて、再度折りたたみます。何かが隠されました。

 刑事二人は徹夜で尾行して、男の行動を麻薬の受け渡しと現金の授受のためだったに違いないと考えました。新聞の束を受け取った男はサルバトーレ・ボカ、通称サルです。「強盗事件で逮捕歴がある。3年前、有名宝石店に白昼押し入った。だが店は告訴せず有罪を免れた。デマルコ事件の殺人容疑もある。女房はアンジー、女ギツネだ。万引きで執行猶予中。結婚許可証に寄れば、まだ19歳。店を開いて1年半。売り上げは年間7千ドル。なのに車2台で夜遊びだ。1台は女房名義、もう一台は弟のルー」。

 刑事二人はこの店の前のアパートの2階を借りて監視を続けます。

 

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  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
1月17日 23:30 7月4日に生まれて ザ・シネマ 23.5.12
1月17日 10:30 トム・ホーン ザ・シネマ 22.3.8
1月17日 21:00 マデイソン郡の橋 ザ・シネマ 23.10.20
1月17日 12:30 マデイソン郡の橋 ザ・シネマ 23.10.20
1月18日 6:30 イミテーションゲーム・エニグマと天才数学者の秘密 WOWOWプラス 21.12.25
1月18日 23:30 アポロ13 ザ・シネマ 23.6.1
1月19日 8:30 ある男 WOWOWシネマ 24.1.15
1月19日 9:20 古幡任三郎・黒岩博士の恐怖 日本映画 23.11.17
1月19日 13:40 夕陽のガンマン 東京12チャンネル 24.1.16
1月19日 15:00 ソルト ザ・シネマ 22.10.9
1月20日 11:00 フレンチ・コネクション ザ・シネマ 24.1.17
1月21日 0:00 ボヘミアン・ラプソデイ NHKBS 23.1.4
1月21日 10:30 椿三十郎 NHKBS 21.2.10