再放送 2024年1月31日(水)6:35

 

古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス|日本映画・邦画を見るなら日本映画専門チャンネル (nihon-eiga.com)

古畑任三郎 - Wikipedia

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製作 2006年1月放送 フジテレビ 脚本 三谷幸喜 演出 河野圭太

出演 田村正和 松島菜々子 西村雅彦 松金よね子 小日向文世

「姉と妹が共同で一人の人間としてテレビドラマの台本を書いていました。人気番組でした。作者名は一人ですから、視聴者には作者が二人いることは分かりません。ドラマ制作にはスタッフ、役者などが作品に希望やわがままを言います。そういうことに対応する妹『かえで』と、そういう希望やわがままを聞いて直しに応じ、実際の脚本を執筆する姉の『もみじ』がいます。ところが、長くこの共同作業をやってきて、妹の『かえで』は自分の仕事に自信を持ち、一方姉の『かえで』は書きたいものを書かせてもらえないことも多く、不満がたまりました。そこで、姉の『もみじ』は妹の『かえで』の共同執筆をやめることにします。この二人は同じ洋服を着れば見分けがつきません。」

 

(物語)古畑任三郎が登場します。「これまで何人の殺人犯を逮捕したことでしょうか。中には女性の犯人もいました。その誰もが美しく、そして誰もが悲しみを秘めていました。最後の犯人はその中でも特に美しく、特に悲しい女性―――」、

 「ブルガリ三四郎」と言う、言わば「古畑任三郎」のパロディのドラマが作られていました。その試写会です。非常に評判の良いドラマで絶賛されています。書いたのは加賀美京子と言うペンネームの大野かえで(妹・松島菜々子)と大野もみじ(姉・松島菜々子)の双子の姉妹です。一般には「加賀美京子」ですが、実際は放送局・製作関係・作品のアイデアは妹の「かえで」が担当しています。姉の「もみじ」はマンションの一室を仕事場として原稿執筆です。二人は顔がそっくりの瓜二つで、衣類が同じだと姉・妹の区別はつきません。入れ替わると、普段からお付き合いのある人でも見掛けではわかりません。

 妹の「かえで」が姉と共同脚本で執筆中の「ポタージュ・第3回」の「本直し」の打ち合わせで制作側のスタッフ2人と話し合っています。製作スタッフは俳優の希望を作家に伝えるのですが、その希望を叶えると作品の質、面白さが下がると「かえで」は思います。それでも、主役の役者の希望ですから、ある程度は叶えざるを得ません。「ポタージュ」の主人公は作品の第1回、第2回の完成度が高く、第3回が自分には荷が重いと感じていたのでした。妹の「かえで」はスタッフに第3回を第7回と入れ替えて、主人公の子ども時代の第7回を第3回でやることを提案します。そうすると、第3回の主人公の出番が子供になるので、主人公の負担が減ります。スタッフは大喜びでその展開で行くことになりました。妹の「かえで」は姉の「もみじ」にそのアイデアを伝え、姉の「もみじ」は早急の書き直しをしなければならなくなりました。

 その日は「ブルガリ三四郎」の打ち上げパーティで、古畑任三郎(田村正和)も妹の「かえで」から招待されていました。そのパーティでの挨拶を済ましてから、彼女から古畑は踊れるクラブへ誘われます。そこで全くダンスなど踊ったことのない古畑が簡単なステップの踏み方を教えてもらいます。翌日、また会うことを二人は約束します。次のドラマ「ラブ・ポリス」の参考に妹の「かえで」は古畑から話を聞きたいのでした。その約束の時間よりも大分早く約束の喫茶店の外の喫茶コーナーで彼女を待つ間、古畑はもうダンスの教則本を買い、コーヒーを飲みながら足元でステップを踏む練習をしていました。

 妹の「かえで」は姉の「もみじ」から「話したいことがあるから」と姉の仕事場に呼ばれました。そこは古畑と待ち合わせた喫茶室と近く、姉の所へ行く前に妹の「かえで」は古畑と喫茶コーナーで出会いますが、ほんの少し話しただけでした。

 妹の「かえで」はそれから姉の「もみじ」の仕事場へ行きます。姉の「もみじ」の話とは妹の「かえで」と共同で仕事をするのは、古畑任三郎が刑事として助言する「ラブ・ポリス」を最後にしたい、ということでした。姉の「もみじ」は昨夜、ほとんど徹夜で「ポタージュ・第3回」の書き直しをしました。姉の「もみじ」の知らない所で妹の「かえで」が放送局のスタッフ・制作陣と話しをして、変更に応じ、不本意なのに、書き直しをしました。きっと、こんなこと、つまりスタッフ・制作陣と妹の「かえで」との打ち合わせで、姉の「もみじ」の手の届かない所で、作品がいじられることは数多くあったのです。姉の「もみじ」にとってはつらい書き直しもあったでしょうし、本人の書きたいものを書けない時も多かったのです。

 そういうことから、姉の「もみじ」は妹の「かえで」と共同で仕事をするのは、古畑任三郎が刑事として助言する「ラブ・ポリス」を最後にしたいとお願いしたのです。それを妹の「かえで」は一応受け入れました。しかし、妹の「かえで」は、姉の「もみじ」の独立がそれほどすんなりと成功するとも思っていません。「打合せとかできる?プロデユーサーとかと会って、自分の意見をチャンと言える?」と姉の「もみじ」に聞きました。姉の「もみじ」は「ええ、たぶん。自分の作品のためだもの、やれると思うわ」と答えます。妹の「かえで」は、お化粧、外出着、普段着などを新しいものに変えられるかとか、いろいろ心配します。

 姉の「もみじ」は妹の「かえで」に外出着の入った扉を開けて、中を見せます。そこに今まで見たこともない派手な外出着が何着も掛かっていて妹の「かえで」はびっくりします。姉の「もみじ」はこの事からも、随分以前から妹の「かえで」からは離れて、別々に仕事をする事を考えていたことがわかります。

 妹の「かえで」は「まさか、これ着て出歩いてるんじゃないでしょうね?顔が同じなんだから、私だと思われるじゃないの?」と、姉の「もみじ」の隠れた今まで知らなかった行動を知り、少し怒ります。

 でも、姉の「もみじ」はもっと恐ろしいことを考え、計画していました。姉の「もみじ」は見た目はほとんど同じなので、洋服を妹の「かえで」と同じくすれば、全ての人の目をごまかし、自分が妹の「かえで」になれると考えていました。

 

ブログ掲載作+B8:H28品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい。また、未掲載の作品がありましたら、間違いですので、ご勘弁下さい。作品ブログはブログ内を題名等でご検索下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
1月4日 16:00 ターミネーター2 ザ・シネマ 23.1.3
1月5日 8:05 ハワイ・マレー沖海戦 日本映画 22.9.4
1月5日 19:45 冬の華 BS12 24.1.2
1月5日 7:15 武士の家計簿 WOWOWプラス 22.3.31
1月5日 9:30 武士の献立 WOWOWプラス 23.9.27
1月5日 18:30 十三人の刺客(2010) WOWOWプラス 21.10.27
1月5日 1:45 運び屋 ザ・シネマ 21.9.4
1月5日 4:15 マリアンヌ WOWOWシネマ 22.5.2
1月5日 12:30 硫黄島からの手紙 WOWOWプライム 23.2.22
1月6日 21:00 そしてバトンは渡された NECO 22.8.23
1月7日 20:30 古幡任三郎・黒岩博士の恐怖 日本映画 23.11.17
1月7日 20:00 コン・エアー BS12 24.1.3
1月7日 10:00 ソルト ザ・シネマ 22.10.9
1月7日 21:00 ミッドナイト・ラン ムービー・プラス 21.8.1
1月8日 22:50 古幡任三郎ファイナル・今蘇る死 日本映画 23.11.23
1月8日 6:00  ア・フュー・グッドメン ザ・シネマ 22.11.23
1月8日 8:30 キングコング2005 ザ・シネマ 22.9.21
1月8日 13:15 デイープ・インパクト(吹替版) ムービー・プラス 22.5.31
1月8日 3:55 SUNNY 強い気持ち・強い愛 WOWOWライフ 23.12.25
1月8日 23:00 エイリアン WOWOWライフ 23.11.1
1月8日 1:00 エイリアン2 WOWOWライフ 23.11.2
1月9日 0:50 古幡任三郎ファイナル・ラストダンス 日本映画 24.1.4
1月9日 13:40 燃えよドラゴン 東京12チャンネル 21.2.21
1月9日 18:30 大統領の執事の涙 WOWOWプラス 22.12.23