先日、主治医の診察の際、「昭和の時代と今の時代、精神科の薬物療法は変わっていますか?」

と問いかけて見ました。

「今の時代の方が精神科の薬が出しやすくなり、他の科でも処方されるから酷いかな」と。

でも、「子供、特に小学生や中学生には向精神薬は処方しないかな」との回答でした。

 

私は小学生3年生の夏に、登校途中の急に「えづき」の症状が出せたのです。

その時は何事もなく、普通に家の玄関を出て5分くらい経ってからです。

自分でも訳が分かりませんでした。

そして、家に慌てて引き返しました。

慌てて驚いた親は、行き着けの小児科へ行き、当時の診断は「夏バテ」でした。

2日、3日でしょうか、休養したのち、症状は一旦落ち着きました。

その際、口の中を潤しておくと楽なのに気がつきました。

水を含んだり、飴を舐めていたり。

 

しばらくはビクビクしながら過ごしましたが、症状は落ち着いていました。

 

再び出現したのは、小学生5年生の頃でした。

もう、この時は酷かったです。

常にえづいていました。苦しかったです。いわゆる「嘔吐反射」が常に出ている状態です。

 

飴玉などを常に口にする子供を、異常だと思ったのでしょうね。

小学生の自分には、今の状態がどうなっているのかを、上手く説明はできませんでした。

家族や周りは、それらの物を取り上げて止めさせようと必死でした。

しかし、今考えると、そのえづきが何が原因で起きているのか、病的な診察はなかったのです。

都内の某大学病院へ行き、そこで粉状の薬を朝晩処方されたのが、向精神薬を飲む入り口でした。

 

当時のカルテでは、「強迫神経症」との診断でした。