多剤処方がなされて30年以上、現在は大学病院で減薬に見事失敗し、精神薬理に詳しい医師の下で再服薬の選択をしました。
デパス3㎎
ドグマチール50㎎ 朝・昼・夕と。
離脱症状が出てから半年後の際服薬なので、それほどの改善はありませんでしたが、薬の怖さを知りました。
以前の医師との信頼関係は破たんし、なぜこのようになったのか納得行かず、書面にて回答を求めましたら、このような物が帰って来ました。
○○様
前略
お手紙拝見いたしました。ご質問について以下に回答します。
△「うつ病」には様々な種類があります。○○さんの場合は「反復性うつ病」です。
△学齢期に「強迫性障害」で発症した場合には、思春期以降に「反復性うつ病」を併発することがしばし見られ、大人になってから発症した通常の「うつ病」とは違って、抗うつ剤や安定剤が効きにくいことは良くしられた事実です。
△「反復性うつ病」の原因は不明ですが「強迫性障害」がベースにある場合が多いこと知られています。そして「強迫性障害」の基礎には「発達障害」がしばし見られますが○○さんの場合には「発達障害」の診断はなされていません。
△季節の変わり目や、はっきりした原因が見られなくても「反復性うつ病」は再発したり、病状が悪化します。
△「反復性うつ病」はいわゆる「難治性うつ病」です。生涯にわたって服薬をしなければならない場合が多いと知られています。
△従って「反復性うつ病」がなかなか治らないのも、症状が良くなったと思うと再びなるのも病気そのものの性質によるものです。「薬あるいは多剤併用による薬の副作用」によるものではありません。
△精神科の薬には「眠気やふらつき」「手足のふるえ」などの副作用がしばしば見られますが、それぞれの薬の作用や副作用についてはその都度注意しました。
△今後とも主治医の先生の指示に従って治療を進めて下さい。
以上ご質問に対する回答とします。
草々
平成30年11月30日
○○ ○○
これが都立病院の副院長まで務めた人の回答で、精神科医療の実態です。