久々に山崎豊子さんの長編を読みましたー にゃーおん← 



大学時代に手に取った「沈まぬ太陽」

実際の事件(御巣鷹山での飛行機事故)をモデルにしたお話

本を読んで、くやしくてくやしくて、涙が出たのは初めてあせる

いいのか!?と思えるほどの社会問題を取り上げながら

ストーリーや登場人物の魅力的なことといったらアオキラ

今まで、山崎作品を「難しそう」と躊躇してきたことさえ、悔やまれるほどの面白さでした




大阪・船場の老舗矢島家は代々跡継ぎ娘に養子婿をとる女系の家筋。

その四代目嘉蔵が亡くなって、出もどりの長女藤代、養子婿をむかえた次女千寿

料理教室にかよう三女雛子をはじめ親戚一同の前で、番頭の宇市が遺言書を読み上げる。

そこには莫大な遺産の配分方法ばかりでなく、嘉蔵の隠し女の事まで認められていた。

…遺産相続争いを通し人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る長編小説 (あらすじより)



怖かったぁー 叫び叫び叫び


山崎さんが、あとがきで 現代の怪談 といわれていたけど超納得

遺産相続や胎児認知というテーマだけでも、オドロオドロシイのに女ばっかりでてくるから、そりゃ大変!


女って、目の前の利益や欲にとらわれる

他の女には絶対に負けたくない 損をしたくない

つくづく、愚かだなって思った(ワタクシ自身もね汗

男はもっと、遠くまで見ている 考えている 

だからこそ、近くしか見ていない女をうまく利用する 騙す

それもまた、しょがないような気がしてきた


最後の、大どんでん返しには、全身鳥肌が立つくらい

いやースゴイ小説 ガーン


50年も前に書かれた作品なのに、全然現在でもおかしくない内容 リアリティ
他の小説でも、思うけれど、かなりの下調べや調査をされて書かれているのだろうと思います



この「女系家族」は、何年か前に米倉涼子さん主演でドラマ化され(時代は現代になっていたけれど)

他の小説も、バンバン毎年のように映像化されている


しかし、小説を超す、いや、並ぶ作品はない

山崎作品は、アクションや、CGがあるわけじゃないけれど、完璧な映像化は不可能だなって思う

それは、文字の持つ力 

読者に、想像させ、考えさせる力を持っているから

映像にしてしまうと、ただ「見たままのもの」になってしまう

小説を読むほうが、心が思いっきり揺さぶられる気がする(私だけ!?)


重厚で読みごたえのあるストーリーをお求めなら是非!!

長編ばかりだけれど、ドップリ溺れるほどハマります





  

  暑い時期なのに、熱く語ってしまった・・・ショック!ショック!ショック! ゴメンチャイ