暑かった8月のある日、新原公園に行った
イヤ、読むために。
過去何度か行ったが
初回はこの石碑を見て
フ~ンこれか~と帰った。
ネットの記事を読むと、この石碑は
記念碑は中にあるよとの案内の石碑で
海軍炭鉱創業記念碑と彫られた下に
在茲苑内と彫られている
(公園の中に記念碑がありますよ)
そうだったのか
それではと数回行ったが
碑文が天候のせいで読めない
(決して老いた目のせいではない)
今回はラッキー
これなら充分読める
碑の左に
昭和十三年戌寅年十一月二十日
竣工と彫られている
こちらは容易に読めるが
問題は裏面の碑文である
光の当たり具合では
まったく上のほうは
読めない。
当日は本当にラッキーであった
書き写すのも大変
これならマイカメラでもOK
確かに画像を拡大すると文字は見える、それでは文書にと
これが無学な私にとっては難題、字は見えるが読みが分からない
読みが分からなければ文書には出来ない
「濫觴」 何と読む?
ネットの漢字字典で読めない漢字を検索
眼がイタ~イ
何とか文書に変換出来た
(出来うる限り原文の旧書体に変換したつもり
当時はカナに濁点は使われなかったのか
画像に濁点が写っていないのか不明
又、変換間違い脱字があったらご容赦)
明治維新ノ大業成リ帝國海軍ノ基礎確立スルヤ
政府ハ海軍用石炭ノ採掘自営ヲ計リ廣ク全國各地ヲ調査ノ結果
明治二十二年此地ヲトシテ新原採炭所ヲ創設ス
是即チ我採炭部ノ濫觴ナリ爾来將ニ五十年
其間 日清日露ノ二大戦役ヲ経テ
今 次ノ支那事変ニ及ヒ 或ハ艦舩ノ行動ニ
或ハ兵器機関ノ製作ニ海軍用炭ノ策源地トシテ
貢献堪エカラズ而シテ業ニ當ルヤ協力一致
採炭報國ヲ綱領トナシ國運ノ伸張ト共ニ躍進又躍進
當初ハ 年産僅ニ 数萬瓲ニ過キサリスモ
今ヤ六十萬瓲ヲ超ユルニ至ル
今昔相均衡スルニ轉感慨ニ堪ヘス
此時ニ當リ近郊ノ有志相圖リ創業以来
當部ノ國家ニ致セル功績ヲ讃ヘ
又
唯一ノ官営炭山トシテ斯界ノ發展ヲ助長シ且ハ
附近町村文化ノ啓発進展ニ寄興スル所大ナリトシ
其恵澤ヲ後毘ニ顕彰スルタメ創業記念碑建立ノ碑文議成リ
碑文ヲ余ニ要ム依テ以テ誌 之ト爾云
昭和十二年十二月十二日
海軍主計少将正五位勲三等 金 谷 隆 一
難読だった読みと意味不明だったもの
濫觴 (らんしょう)
始まり 起こり
爾来 (じらい)
それからのち
而シテ (しこうして)
付け加えて
轉 (てん)
変わる
相圖 (あいはかり)
相計り
且ハ (かつは)
二つのことが同時に
または相前後して行われること
斯界 (しかい)
この方面
恵澤 (けいたく)
幸せ
後毘 (こうび)
後世
誌 (しるす)
記す
爾云 (しかいう)
これにほかならぬ
ア~疲れたが、ボケ防止のために。
公園入り口の民家に咲いていた
サルスベリ。





