今でも時々思い出して、泣いてしまう言葉があります。


そしてそれは、母になった今だからこそ、共感できる言葉でもあります。


あれは六年前。


入院中だった母。


色んな抗がん剤をして治ったり再発したりを繰り返し、最後の抗がん剤も副作用が強く仕方なく中止に。


もう、あとは何も治療はせずに残された余命を生きる事を、告げるべきか…告げざるべきか迷っていたころ。


母に買い物を頼まれて病室に戻ると、看護師さんと会話をしている母の後ろ姿が見えました。


心なしか、母の肩が震えていました。


泣いていました。


ガンの告知を受けてから五年以上闘病生活をしていましたが、不安だっただろう、しんどかっただろうに、私の前では一度も涙を見せた事のない母が泣いている。

なんだか声をかけてはいけない気がしてそっと部屋の外にでました。


看護師さんとの会話だけが聞こえました。



「私はね、もう長くないのはわかっとるんよ。でもね、自分が死ぬ事が不安なわけじゃないんよ。自分がいなくなってから、娘に何かがあったらと思うと不安で心配で仕方ないんよ。」



その時は、
「自分が一番しんどいし不安でたまらんだろうに、なんで私の事なんか心配するんしょぼんもっと自分の事を心配して。いっつも自分の事より私の事ばっかりなんじゃけえしょぼん


って思ったんだけど、母親になった今とても気持ちがよくわかります。


よくわかる故に、母の無念さが身に染みて心が痛みます。



最近引きこもりで時間には余裕があるせいか、母の事をたくさん思い出します。

なのでちょっと…書いてみましたニコニコ