大分空港から大分駅へ向かうバスに乗り込むまでは結構な勢いでぐずぐず感満載であった。


これではいかん。ここからは格好つけてキャリーバッグ転がしながら颯爽と行きましょうなんて考えている間に大分駅へ無事到着した。



さて、ここからは徒歩で予約したホテルへ向かうのだな。郵送で届いた地図と住所を頼りにホテルへと足を運ぶ。貰った資料には徒歩10分と書いてある。と云うことはさほど遠くないのであろう。


まずは方向を定め寸分の狂いも無くホテルへと真っ直ぐ歩みを進めた。



暫し歩いたところで本目的である友人から着信が。


ホテルに着いたかと問われたのでまだもう少し掛かりそうだと答え一旦電話を切り、さらに歩みを進める。キャリーバッグを転がしながら颯爽と歩く自分に少々酔いつつ暑さに酔いつつ。




しかしながらさすがに歩くにも疲労が蓄積されてきた。はて、10分とはこんなにも長いものだったか知らん。

目的地のホテルは辺りを見回してもさっぱりと見当たらない。とここでまたもや友人からついたかい?との電話が入る。いや、まだ着いていないんですよ。ホテル。もうちょっとだと思うのですがね。


そのように少々威張り気味に返事をした。そこでようやく地図を再度広げてみた。広げてみたところとんでもない事を発見したのだ。直線で歩みを進めれば10分も掛からず到着するはずのホテルへ20分以上かけて反対方向へとぐいぐい進んでいたようで、どうやら私は自信満々に迷子になっていたのだ。

迷子になった事態を友人に自供しホテルへ電話を入れ道案内ナビをしてもらい、無事に着いたのは大分駅に到着してから1時間後の事であった。

ホテルでチェックインの手続きをしていると、スタッフは「こいつだよ、駅から1時間掛かった奴」と云わんばかりの笑いの無い笑顔で迎え入れられた。とめどもなく滴り落ちる汗は、暑さのせいだけではなかったかもしれない。



もうここまで来れば旅行は半分達成したようなもので、友人の姉様にホテルへ迎えに来て貰い友人宅へ。

挨拶もそこそこにウェルカム焼肉を全身が赤く染まるほど食べた。


友人奥さんとも親交を深めつつ子供2人とざっくりと遊び、寝坊気味に最終日を向かえ、大慌てで帰るという非常に私らしい旅行であった。

ここで大分旅行の記事は終了とする。



本来ならば大分のどこへ行った・何をした、などを詳細に記述するのが正当なブログであろう。

が、私はそのような事はしない。



なぜならば、私にとっての旅 





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