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今回は父の肺がんの記録です。

 

2019年3月下旬

 

 

手術のために地元の病院から

隣県のがんセンターに移ることになり

紹介の段取りをしてもらってから

思ったよりも早く、1週間後に初診となりました。

 

 

 

13:30からの診察だったので

それまでにいろいろな手続きを済ませ

呼吸器外科で受付をし

『○番診察室の辺りでお待ちください』

 

 

行ってみるとその診察室は紹介してもらった先生ではなく

別の先生のお名前が…

「午後からは名前が変わるかも!?」と様子を見ていましたが

そのまま午後の診察も始まった様子…あせる

 

念の為、受付に確認に行きました。

 

「診察室が紹介してもらった先生の

 お名前ではないのですが…」

 

『たぶん○○先生(紹介の先生)が手術から戻られていなくて

 他の先生が対応されているんだと思います』

 

 

 

 

 

診察室に入ると、やはり別の先生でした。

『○○先生、手術からもう戻られると思いますが

 先にお話を進めていきます』

 

紹介状のデーターなどを再度確認しながら

説明を受けていると

椅子が足りずに診察台に座っていた私の横に

無言で誰かがちょこんと座った。

横を見ると新しい主治医でした。

HPで顔写真を確認済でした

 

そのままお話は続き

キリの良いところで改めて主治医とご挨拶。

 

 

主治医が、対応していてくれていた先生から

状況を聞きながら、2人でデータを確認中に

『治験の対象ではないです』と聞こえましたが

どんな治験なのかは聞き返すことは出来ませんでした。

 

 

 

先生が2人体制のまま

主治医にバトンタッチで説明が進みました。

 

 

元の病院で

『画像だけでは分からない事もあり

 手術中、切除すると体の負担になると判断した時は

 そのまま閉じることもあります。

 がんセンターではおそらく、身体に負担の少ない

 胸腔鏡での手術になると思う。

 その場合は順調なら術後2~3日で退院になるだろう。

 開胸の場合は術後1週間ぐらいかな』っと聞いていました。

 

 

 

画像を見ながら

主治医『予定は右肺の1/3、上葉部分を切除します。

 画像上で腫瘍が3.3㎝ほどあり

 胸腔鏡だと傷口が2~3㎝なので

 腫瘍が大きくて取り出せない可能性があるから

 術中に術式を変えるより、最初から開胸の方が良さそうかな…

 

 

               ※画像はお借りしました

 

右肺⇒ 「上葉,中葉,下葉」の3つに分かれています

左肺⇒ 「上葉,下葉」の2つ 

 

 

 

 

『腫瘍の真横の気管が腫れているように見えるので

 浸潤している可能性もある…

 呼吸器内科の先生方とも

 術前抗がん剤のことも含め、相談しておきます』

 

元の病院でも術後の抗がん剤の話はチラッと出ましたが

術前抗がん剤は予想外の話でした。 

 

 

 

『現在、喫煙は?

 吸っているとしばらく禁煙期間を取らないと手術が出来ません』

 

「禁煙して10年ほど経っています」

 

 

 

『手術に向けて、術前検査を今から受けてきて下さい』

 

 

私の病院では手術が決まっても

後日、予約して術前検査を受けましたが

さすが、がんセンター!? 手術までの手順が早い!!

これなら手術も早くしてもらえるかも…って話をしていました。

 

 

 

 

 

 

血液検査、心肺機能などの検査を終え

再度、診察室へ

 

検査結果が出ているようで

結果を確認しながら

『うぅ~ん…』

 

問題あり?? 何か早く説明してよ~汗

 

 

『糖尿の数値が悪くて手術に影響する可能性がある

 とりあえず入院しようか…』

 

長年、糖尿病でかかりつけ医で内服薬ももらっていて

甘い物を控えるように注意はされていましたが

食事制限を言われたこともありませんでした。

 

 

「病院に来る前に麺類(炭水化物)を食べた影響は❓」

 

 

『関係ないです。このHbA1c (ヘモグロビンA1c)の数値は

 2ヶ月間ぐらいの食生活での平均値が出てくるので

 今日食べた物で突然上がったりはしません。

 7.9%ありますが8.0%あると手術が出来ません。

 (たぶん8.0って言われたと思いますあせるギリギリと言われたので

 糖尿病だと傷口の治りが悪くなったり

 合併症を起こしやすい』

 

 

「今まで一番高い時でも7.3%でした」

 

 

『新年会でご馳走を食べ過ぎたり

 今までと食生活に変化などなかったですか?』

 

「特に思い当たりません…」

 

 

入院して数値を下げましょう。

 3日後でも大丈夫ですか?

 糖尿外来がある日なので入院後に受診して下さい』

 

 

 

『それと、前の病院でCT(造影剤無し)を撮っていますが

 造影剤を使った 分かりやすい画像が欲しいので

 入院した日にもう一度、CTを撮らせてもらえますか?』

 

またCT…  被ばく… 

心配になりますが治療に必要と言われれば断れない…

 

 

 

手術のリスクや合併症についての冊子をもらい

説明も受けました。

一番怖いのは、術後に肺の機能が低下し

人工呼吸器が必要になる可能性もあるとのことでした。

 

 

 

『肺活量も低かったですが、手術には問題なさそうです。

 肺機能が弱いと肺炎なども起こしやすいので

 術後肺合併症予防のためにも

 売店でスーフルというものを買って

 手術まで呼吸のトレーニングをしてください』

 

 

     ※画像はお借りしました

 「スーフル」 呼吸機能回復訓練器

 

 

 

 

購入後、看護師さんから使い方の説明を受けました。

 

 

鼻クリップをし、マウスピース部分をくわえる。

口呼吸する時の抵抗の力を1~3段階の調整ができ

ゆっくり長く、深呼吸を繰り返す。

吐く時の圧が、ある程度の力を出せると

ヴォーーー ヴォーーー っと低音の音が鳴ります。

 

これを1回2~3分(20呼吸程度)

一定時間を空けて1日5回だったかな!?(回数はうろ覚えですあせる

出来るだけ同じ時間に行うように。

 

 

 

 

 

糖尿病で他の病気にもいろいろ悪影響があるのも知っていましたが

まさかここにきて糖尿病で、ストップがかかるとは思いませんでした汗

 

 

 

長文を最後までお読みいただきありがとうございました コスモス