気が付いた。
わたしが自信がないものが、わたしの好きなものだ。
好きだけど、「それ」について語る自信がないし、
「それ」についての高い技術を持っているわけでもない。
わたしの代名詞として「それ」で語られるほど、わたしは「それ」に精通していない。
だから、いたたまれない。
だから、「それ」について語りたくないし、触れたくない。
わたしのボロが出るからだ。
わたしの知ったかぶりがバレルからだ。
わたしの低能さが露見するからだ。
知らない。
知らない。
何も知らない。
わたしは何も知らない。
わたしに好きなものなどない。
わたしに得意なものなどない。
わたしにしたいことなどない。