彼女は器用であるがゆえに、オリジナルを持てない
否、器用であることとオリジナルを持てないことは関係ないはず
自分ではない何かに合わせることが難なく出来る
だからオリジナルである必要がない
合わせることはできるけれど、なりきれるわけではなく、割り切りもできない
なりきりも割り切りも出来ないから疲れる
疲れるということは、オリジナルがあるということ
事を荒立てない、大げさにしないというのが彼女のオリジナル
だからオリジナルとみなされない
彼女自身も認識できない
否、それらはオリジナルとは言わない
人の中で生きていくには、良い能力に見えるけれど
本当のオリジナルではない
彼女がその器用さを、合わせること以外に使い始めたら
それは彼女の本当のオリジナルになり得る
彼女はそのことに気づいていない
方法は彼女の中にしかない
彼女しか気づけない
悩むのをやめて
探すのをやめた時
気づくことが出来るのかもしれない

