斜に構える | ささやかなひとりごと

ささやかなひとりごと

日々の気づきなどを書いています。

他人とのコミュニケーションが下手であるという前提でいるから

自分のコミュニケーションと他人のそれを比べて

自分のがダメだと思ってしまう。

 

下手だと思うのは幼い頃

子ども達が夢中で話す輪の中に入れなかった

楽しそうに騒ぐ子どもたちを横目に

ひとりぽつねんとしていた自分の姿に行き着く

 

ひとりでぽつねんが悪いわけじゃない

はたからはおとなしい子ね、ぐらいにしか思われていない

子ども同士で、はしゃげなかったのは

興味の対象が違っていたから

心の中のことをそのまま口に出す習慣がなかったから

 

今、意思疎通にそれほど困ってはいない

ひとりでいる時間が生じるのは、皆同じ

それでも疎外感を感じてしまうことがある

周囲のさわぎを眩しく感じてしまう

自分だけが特別にひとりだと思ってしまう

 

それは幼い頃の思い込みと

あまりにも自分を特別だと思いすぎているから

人並でないことを大げさに考えてしまうから

 

自分にとって自分が特別なのは当然のこと

でも相手にとっての自分はそうではない

相手にも特別扱いをしてもらうのが標準だと

どこかで思ってしまっているのなら

 

自分が人並でないことを問題視するのはなぜ?

自分は特別な人だから、他人とは違って当然

違うことが誇らしい

 

そんな風には思えないことの方が多い

人々の輪の中心にいることが望みではなく

自分がここにいることを認めてもらうことを望み

 

認めていないのは

斜に構えて自分を隠そうとする

自分なんだと気づく