どういう場合にメタボリックシンドロームと言うのでしょうか。

メタボリックシンドロームには診断基準があります。

それは以下の二つの条件を満たすことです。


条件①ウエスト径が男性85㎝、女性90㎝以上


条件②…以下の項目2つ以上(1つの場合は予備軍)

      ○最高(収縮期)血圧130㎜Hg以上

            かつ/または 

       最低(拡張期)血圧85㎜Hg以上


      ○中性脂肪150mg/dl以上

          かつ/または

       HDLコレステロール値40mg/dl未満

      

      ○空腹時血糖110mg/dl以上


ウエスト径は内臓肥満の目安であり、普通に呼吸をして、息を吐いた時のおへその高さで測ります。

メタボリックシンドロームの人は、動脈硬化の危険因子である「肥満症」「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」を重複して発症していることがあります。

これら危険因子の併発により動脈硬化のリスクがぐんと上がると言われています。

メタボリックシンドロームを放置しておくとやがて動脈硬化による病気(狭心症、心筋梗塞、脳卒中など)を引き起こす可能性があります。

「肥満」「高血圧」、「高血糖」、「高脂血症」の危険因子を2つ持つ人はまったく持たない人に比べ、心臓病の発症リスクが10倍近くに、3~4つ併せ持つ人ではなんと31倍にもなることがわかりました。
このように、複数の危険因子を併発しているケースでは、動脈硬化が起きやすいのです。

そのため、動脈硬化の進行を防ぐためには、メタボリックシンドロームの段階で改善することが大切です。

※動脈硬化…血管の壁が厚く、硬くなること。そのため

         血管の中が細くなり、血の流れが悪くな

         る。       

  狭心症  …心臓の血管が動脈硬化などで細くなり、 

         心臓への酸素や栄養が不足することで

         起こる。胸の圧迫感や胸痛が起こる。

心筋梗塞…心臓の血管が詰まり心臓の一部が壊死

         する。突然死に至ることもある。

  脳卒中  …脳の血管が破れたり(脳出血)、詰まっ

         たり(脳梗塞)すること。麻痺や言語障

         害などの後遺症が残ることがある。

メタボリックシンドロームとは、

メタボリックは「代謝」、シンドロームは「症候群」という意味です。

過食や偏食、運動不足によって内臓に脂肪が蓄積されると、生活習慣病(肥満症、高血圧、高脂血症、糖尿病など)重複して起こしやすくなると言われています。

内臓肥満の人の発症リスクは、肥満でない人に比べて糖尿病は5倍、高血圧は3.5倍と高くなると言われています。

このような内臓肥満によってさまざまな病気が引き起こされる状態を「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群、代謝症候群)」と言い、近年では治療の対象として考えられるようになってきました。