改めまして
無事、劇団虚幻癖「緋ノ廻ル輪」終演いたしました。ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
拝見したことはあったのですが、
今回初めましての劇団さん。
そわそわしながら稽古に向かったものですが、皆さんが優しかったので本当にありがたかった…。
ほんとに久々に共演できたりとか、
ご縁を強く感じる公演でした。
オルガという役をいただいていました。
閉じられた世界で暮らす家族たちのお母さん的な存在。
読書好きで自分を愛してくれる旦那さまと、
しっかり者で笑顔がかわいい娘と、
笑わせてくれるお調子者な息子と、
閉ざされた世界という特殊な状況下にあってもとても幸せな家族たち。
それがたとえ偽物でも、オルガには大切な家族でした。
本物の家族は、しっかりした記憶ではなく感覚の中でいとおしい存在であるとわかってしまう人たち。
他の家族たちも、生活を共にして笑い合える愛すべき人たちでした。
一人になれば出られる。
愛するものを殺せば出られる。
真実かもわからないその可能性にかけて本物の夫に自らを殺させた彼女の気持ち。
どこまでお伝えできたろうかな。
ただ純粋に外に出てほしいという思い、
そしてそれはもしかして「愛されている」という究極の確認。
演出の島岡さんとそのお話をしたときに、
わー人間って業が深いと思いました。
皆が積み重ねてきた物語を
どこまで更にあげていけるのか
大変な役をいただいてしまったと本当にドキドキしましたが、偽と本物の家族のお陰でなんとかオーダーには答えられた…のかな?
まだぽちぽち余韻でヒノワのお話を呟いたりするかもですが、
コジョが迫るなかそれは可能なのか…?(笑)
今日から稽古復帰だー!!
今度は大尉。軍人さん。
でもある意味母的なとこは変わらないの…かな?
あと二週間…!頑張らねば。
もしご興味持っていただけたらしあわせ。
このあとは写真たち。