夢で何回か森に迷ったことがある。
行ったこともない四国の観光と言う体で香川に無いオリーブの大木の森へ行ったり、常緑樹の森で紺地の反物を来た厳つい男に「これで良いんだろ」と告げられ抱擁され、現実で初めて異性を考える切っ掛けになったりもした。
眠りが深くなったせいで最近は夢らしい夢を見ることはなく、もっぱら机上の軽い白昼夢によるものが多くなってきている。まぶたに蔦の葉が這っているような一瞬の像が映ることがあった。
とりあえず、ここまで
これから追加する文
・森で年取ったメスのオオカミに送り狼され、ついでに茶色い毛のかたまりみたいな山男が針葉樹の影から見られているのに一瞬肝を冷やす。
しかし、友好的だとわかれば軽く会釈をして相手側も「気付いてくれたんだね」と嬉しそうにする。
山男に「お前は会津の山の精だろ」と問うと、
「あいつと俺は別さ」と返ってくる。
狼はしわがれたおばあさんの声で「久しぶりですじゃ」と舌をヘラヘラさせながら言う。
気付くと木々の合間に小さな池があるのを見る。
そこには質素な三角屋根の小屋が半分水面に没している形で建っており、太い角材の欄干にモスグリーンのような褐色の半魚人が座っていた。
半魚人は目が合うなり猛スピードでダイブしてやって来て、私の手を取り水中へ潜ったと思ったらバラス島のような溜り場に着く。
辺りは黄昏時で海は黒くなりつつあった。そこから水中の御殿を見ようと誘われ、再び潜ると沈める大陸の城がそびえていて光っているのだった。