文化祭終了。
乙女というものを発見した。
複雑な心理をいだくのが女の子なのか、それとも世捨て人候補にはただ複雑に思えるのか。

世間の中で生きるというのは途方もなくつらいことで、日本の唯一嫌いな處かもしれない。
けれど知らないうちに世間という意識は養われていて、どんな處へ行っても同じなのだろう。
世間の中でしか生きられないのに世間が嫌いで、自ら世に背くのはどうしようもない感傷からの逃避に近い。
寂しさの裏返し。

猫はあんなに優美で、剥がれた爪一枚すらいとおしいのにね。


まあそんなことはどうでもいいが。
お腹すいた。
なに食べようかな。