子どもの頃は、とにかく嫌われる子だった。
大人に嫌われる子どもね。
両親が共働きだったから、学童保育に預けられたの。
そこのババアとの折り合いがマジで悪かった。
目の敵にされたなぁ。
何かと言うと叱られた。
あるときね、隣接した公園で遊んでたの。
友だちいなかったから一人で遊んでたの。
「てこの原理」ってのを生かしてさ、石を飛ばしてたの。
一人で何度もセットしてさ、思いっきり木の板踏んづけてさ。
遊んでたわけよ。
かなり悲しい遊びよね。
で、一通り遊んだ後でアタシ、そのセットを森の中に投げ込んだの。
たぶん明日も遊ぶつもりだったんだろうな。
ちょうどいい木の板なんてなかなかないし。
隠したわけよ。
ところが、事件が起こったの。
学童保育のババアが血相変えて怒るわけ。
「何?」と思ったら、女の子がおでこから血を流して泣いてんの。
どうやらその子、アタシが遊んでいるの見て、マネたらしいのよ。
「アンタのせいで、この子がケガをした」ってババアは主張するの。
ちょっと待って!
それ、関係なくない?
大人の論理じゃない?
まあ、ひどく反発したわよね。
でもさ、結局「この子は悪い子」ってレッテルをすでに貼られていたからさ。
どうすることもできなかった。
それでこっぴどく叱られたの。
もうさ、その頃からかな。
「大人ってクソだな」って思ってた。
大人の幼さが見えてしまう子どもっていうの?
そりゃ嫌われるわよね。
そんなわけで、その後もアタシは大人たちに嫌われる人生を歩むことになったの。