母うさぎ 日記 -3ページ目
九州を北西に抜けて行った台風8号は
昨日の午後から高知にもたくさん雨を降らせ
本日の仁淀川は 仁淀ブラウン。
宝来荘横のジェラート屋さんから見た濁流。
ゴーゴーと凄い音がする。
昨日の午前中は こんなに穏やかで
美しい仁淀ブルーだった場所がね。
同じ川の、ふたつの顔を見れて良かったです。
今日みたいな川に落ちたら
助かる気がしない…
濁流を見ると 動悸がしたりゾワゾワした恐怖を
感じるのは ラフティング時代の
トラウマがまだ、あるのかなと思います。
そのトラウマに関わるピンチに直面したら
パニックに陥入るかもしれない。
安全面、気をつけて遊びたいと思います

父の四十九日。
お焼香をするぶーを見て
父が亡くなった時のことを思い出した。
あの日。
じいじの手が冷たいことに
びっくりした5歳のぶーは
ドライアイスをあてられたじいじが
寒いんじゃないかと心配していた。
そして 生まれて初めてのお焼香をしたとき。
この煙でじいじをあっためてあげるんでしょ?
じいじの方にとばして
あっためてあげようね
って とても丁寧に手を合わせ
ぎゅーっと目をつぶっていた。
ぶーは。一生懸命だった。
もう、届くことのない孫の心が
じいじに届くといいと思った。
大好きだったじいじに、届きますようにと思った。
会いたいなあ…。
台所にずっとあった「奇跡のシェフ」という本に
目がとまった。
3年程前に父を思って衝動買いした本。
著者は末期の前立腺ガン。
医療と決別し 体にいい物を食べて13年間、
食べ物のチカラで 命を繋いでいる。
13年間。
父にはそんな奇跡は起きなかったよ…
と 苛だたしい気持ちでその本を一暼したあと、
ふと。思った。
父は。
遅ればせながら引越して帰ってきた私達と
全ての季節を過ごしてくれたじゃないか。
お花見に行き、いつもの土手で家族写真を撮り。
なおの入学式にきてもらえた。
いちご狩りに行き、夏の花火大会を見て、
みんなのお誕生日を祝ってくれた。
そうだ!私なんて2回も祝ってもらえた。
紅葉の綺麗な色を楽しみ、
運動会にも来てもらえたし、クリスマス、
お正月なんて一緒にすごせたのは10年振りだった。
うさの卒業式にも来てくれたじゃないか。
そして、季節が一巡りした春。
力を振り絞ってもう一度、お花見に来てくれた。
私がしつこく誘ったから。
どうしても 父と見たかった桜は申し分なく
満開だった。
父が参加してくれたことを
奇跡のようだと みんなで喜びながら、
大切に大切に過ごした時間。
心のどこかで これが最後かもしれないと思いながら
過ごした時間は、過ぎていくのがこわくて
切なくてとても苦しくあったけれど、
だからこそ鮮やかに 強く
記憶に刻むことができたのだと思う。
そうだ。
奇跡は沢山あったんだと思う。

