記憶喪失その弐 | 雨の中のオーロラ

記憶喪失その弐

私はあの話も覚えていなければ、
その前後の月すら記憶には無い。

数ヶ月かけて、
一日に飲む安定剤を増やし、
最後には学校で10錠は軽く飲んで、

笑っていた。



まるでタチの悪いヤラセのドキュメンタリーみたいで、
今考えると虫酸が走ると共に、

戻りたくなる。



その時『だけは』私は異常者で『認められていた』から。

誰も私がヒスを起こしても咎めないだろうし、奇怪に思わない。

そぅ戻れるのをどこかで望んでいる。


だって私は元から異常。

医師も言う
「理性がとても強いよね」


その檻から出てはいけない。
出たいのに。


そうしたら本当の自分になれる。

自由に泣き叫び、
暴れまわれる。


檻から出られない一生なのはわかりきっていても、
どこか望んでしまう。

非人間的なコトを。