退職することを家族と上司に決意表明したころ、金ちゃんは相変わらず勉強が捗っていませんでした。
多分に、それまでの母の12年間のまずい関わり方が、金ちゃんの、あともうちょっとがんばれない、やればできると思えない、だからやらない、気質に影響していたように思います。
…あれ?
今書いて気づいたのですが、
やればできると思えない、
もうちょっとがんばれない、
って、まさに、
2021年11月の、私自身です!
そうか、金ちゃんも、学校に通うことだけじゃなく全てにもう限界というところまでがんばったけど、結果が出なくて、もうがんばれなくなってたのか…あるいは、金ちゃんは、私の毎日の疲れた姿を見ていて、影響された?
何を今更って感じだけど。
それを思うのは今。
当時はどうかと言えば、完全に冷静さを失っていた私は、金ちゃんを見ると、偏差値が見えるようになっていました。算数、壊滅的でした。
他の科目ではよい時は50台も取っていましたが、算数だけはいつも40台前半で、11月の模試では、39!!!!!!
塾に通い始めた五年生の最初の頃の模試と変わりません。てか、下がってるよ。志望校はもちろんE判定、それどころか、おさえの学校へもC判定レベルです。
塾に相談しても、「学校に行ってないなら早い時間に自習に来させてくれれば、わからないところは見ます」「塾の日々の授業が一番大事だから、しっかりと受けさせてください」と繰り返し。もちろん、先生のおっしゃることはありがたいですし100%正しいです。まじめに、先生に言われたとおりに行動できる子になら。
それから、系列の個別指導との並行受講を勧められました。ですが、日中うちにいるのにどうしても塾の授業に毎度のように遅刻していく金ちゃんに関しては、その提案は無意味に響きました。そうなると、選択肢は少ないです。
算数を見てくれる家庭教師を探すことにしました。
その時期になって…
遅すぎるでしょう。他の方には、そんなやり方、絶対お勧めできません。家庭教師をつけるなら、遅くとも9月からにした方がいいでしょう。
我が家は学費貧乏で、塾通いで精一杯。それに加えての家庭教師は想定外でしたので、なかなか踏み出せなかった。
もう11月。本当に藁をも掴む思いでした。
結局、◯◯ドク◯ーからプロの先生を派遣していただけたのは12月に入ってからでした。プロフィールにある輝かしい実績から想像もつかないほど、とても穏やかで優しい先生でした😊