新居浜太鼓祭りに関わって約40年。
産まれが『中須賀』なので、若い頃はずっと中須賀を担いでました。
で、30歳にして現在の地区に家を建てたのを契機に現在の太鼓台に…。
どちらも超が付く『喧嘩太鼓』です。
勿論私自身『喧嘩太鼓好き』だから担いでたのですが…
でもね。
最近の祭りはダメな方向に廻ってる気がする。
原因は人口減少と、若者の祭り離れの風潮からくる担ぎ手の不足。
人口の割合より明らかに太鼓台の数が多すぎる…。
そもそも、自部落だけで担ぐのが不可能な太鼓台もあるよ。
その為、市外の暴れ者や、ヤクザが介入する余地が生まれるね。
それでも喧嘩太鼓なら、まだ外部者も参加してくれる…とも言える訳で…。
そもそも川東地区だと、自部落だけで担ぐのが不可能な太鼓台も幾つもあるよね。
都会の仲間には解らない部分だと思うけど、新居浜市には3つのブロックがあってね。
人口が多く、平和運行の『上部地区』
中心街を持ち人気太鼓が多い『川西地区』
人口も人気も少ない『川東地区』。
人口12万の市で、太鼓台53台。
1台当たりのカキ夫は最低150人。人気太鼓だと倍の300人。
どう考えても人が少ない。
で『○○ガイ』が入る余地が生まれ、カキ夫が少ないくせに喧嘩太鼓は、酷い喧嘩をしてしまう。
それに嫌気をさして、私は身を引いたのですが…
『大江(因みに喧嘩太鼓)』のように人気太鼓だと、そもそも自部落の人間でさえ、担げないほどだ。余所者が入る余地はない。
都会だと浅草の『三社祭』みたいな感じでしょうか…
中須賀も昔からヤクザ連中も混ざってたけど、あからさまに人間だけで突っ込むような喧嘩はしなかった。局所的に守る。攻める。は当然有ったけど…
今でも昔ながらの綺麗な喧嘩をしてるのは『大江』と『中須賀』くらいに思います。
悪いことは言わない。
近いうち誰かが、この祭りをマネージメントした方が良い。
特に川東地区の祭りは、特に変わる必要があると思えます。
人気も人手も少ないから、喧嘩をして何とか引き留めようとしている。
『イザリ喧嘩』なんかは、カキ夫が『もう1台担げる程いる』太鼓台が出来る技であり、川東の太鼓台でその要素を充たしてる地区は無い。だから2輪のタイヤを履かせた危険な喧嘩をする…。
実際、中須賀太鼓台から○○○太鼓台に替わった時には『人気もあるし、喧嘩太鼓でもこれだけしか居ないの?』と思いましたもん。
太鼓台の統合とか、隔年の出場とか、カキ夫の登録を前提にしないとか…
英断をすべきでなかろうか?
そもそも金曜~日曜日開催にすれば、マイナス要因の幾らかは解消されるだろうに、何故やらないのか理解に苦しむ。
新居浜を愛し、祭りを本当に愛してるのなら『自分達の祭りだ❗』と固執しないで、今の現状で、最大のパフォーマンスを魅せる事が出来る方法を考えるべきでない?
この祭りが松山や神戸なんかにあれば、間違いなく国際的な祭りだと思いますよ。
平和運行と喧嘩…
相反するけど、どちらも魅力的な要素を持つ祭りを、どう折り合いを付けていくか…
段々酷い祭りになってる事を、誰も危惧していないのだろうか?
毎年のように2輪での喧嘩が起こる状況は『そうするしか手立てがなくなってるから』なんですよ。